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SeventhWrite
四日目
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した顔をするけど僕を見て顔が強張った。

「あんた、だれ?」

 かなり可愛げの無いガキだった。
 そりゃ探していた妹が見ず知らずの男と一緒だったら警戒するだろうけど何か腹立つ。
「僕は峰岸大樹っていうんだ、お兄さんって呼んでいいよ」
 僕は出来るだけ穏便に話す。なんたって相手は子供、こっちとしても大人の対応をするだけだ。
「峰岸大樹さんですね、覚えました。じゃ、帰ろうはるか」
 そういうと少年ははるかちゃんの手を引いて歩き出す。何故か不穏な予感のした僕は呼び止める。
「待て待て、何か誤解してない?」
 すると少年は胡散臭そうなものを見る目で僕を見る。うん、めっちゃ腹立つ。
「何でしょうか?生憎どこにも着いていく気はありませんよ」
 なんてガキだ…善良な男子高校生を人攫いのように…ってそうか確かに僕は人攫いみたいなもんだ。
「いや別に、ただ妹…ちゃんと守ってやれよ」
 彼はフンと鼻を鳴らした。それで大人ぶっているつもりなのか。
「言われるまでもありません。…あぁ忘れてました。はるかの話し相手をしてくれてありがとうございます」
 なんだよ、ちゃんと分かってるじゃないか。
「いえいえ、どういたしまして。じゃあね」
 僕は離れていく兄妹に手を振った。
「おにいちゃーん、ばいばーーーい」
 はるかちゃんが名残惜しそうに僕に手を振っていた。いやはや何をしているんだろうか、僕は。

 さてと、気を取り直して小学校に行くか。
 歩き出して数十分で小学校は見えてきた。結構道が入り組んでいて何回か道を間違えたせいだ。小学校は所々塗装が剥げてたりグラウンドも狭い。ここであの二人は授業を受けているんだなと、どうでもいい事を考えながら通り過ぎた。
 そして地図を確認しながら中学校までの道筋を確認する。
 うん、こっちだな。
 小学校から少しはなれたところで僕は肝心なことに気付いた。

「ねぇそこの君、転校してきたばかりの杵島って子知らない?」

 中学校へ向かう途中で見つけた中学校の制服(胸の位置に中のエンブレムがついてた)を着た女の子に話しかける。
 これ幸いと聞いた、用意周到のつもりだったけどノートを呼んだだけの僕は肝心の杵島一美の顔を知らないんだった。
 どれだけ僕は焦っていたんだろうか、別に相手は逃げやしないのに。

「……だれ?」

 振り返ったその女の子は警戒心剥き出しで僕を見る、手にはケータイを持っていた。
 そのまま百十番に電話されちゃかなわんので、フレンドリーに自己紹介する。
「僕は峰岸、峰岸大樹、杵島一美ちゃんを探してるんだ、僕は彼女の血縁でね、今日会う約束をしていたんだけど、見つからなくて」
 その女の子は動きを止めて僕をじっと見る、田舎町の学生だからもっと友好的かと思ったけどやっ
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