第十話 北に凶星
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ていたため一時的に帰還していた。
「う〜んっと飛鳥ちゃんと互角にやった人なら紹介してあげるけど」
「え?本当ですか!!」
喜んでいるギンガだが。当然呼ばれたのはこの男。
「シャマルさん・・・なんで俺なの?」
「だって力君強いじゃないあんな鎧つけなくても聞いてるわよ」
回想
力ははやてとキャッチボールをしていた。すると勢いあまってどこかの家の庭に落としてしまったのだ。そしてボールをとりに行く力とはやてだがそこに居たのは。
「熊?」
「ワニ!!?」
「豹まで居る」
「力君やめようよ!相手は猛獣やで!!ボールならウチが弁償するから!!」
「いやだ!あのボールは弾丸エースから貰ったボールなんだい!突撃ぃぃぃぃ!!」
「ぎゃああああああああああああ!!!」
思わず目を伏せるはやてそして聞こえる断末魔の叫び。
「お待たせ」
「へ?」
無傷で生還した力。動物が仰向けになっているのは見なかったことにしよう。南力八歳の夏だった。
回想終了
「やだ!」
「ええっと。じゃあ・・・・ジュース奢ってあげる♪」
「よし!やろう!!(即答)」
(安っ!!)
あまりにも安い報酬で釣られた力にギンガは少々物足りなさそうだが、あの飛鳥と互角にやったということは少々期待してもいいとも思っていた。ギンガはシューティングアーツの構えを取った。
(・・・左構え・・・サウスポーってわけでもなさそうだけど・・・左メインってとこか)
力も構えた。だがギンガは力の構えに唖然とした。
(なんですかあの構え・・・隙だらけじゃないですか!!)
力の喧嘩の構えを見てギンガは唖然としていた。何せ隙だらけで付け込みやすいからだ。
(誘ってるわけでもなさそうだし・・・・探りで)
最初に動いたのはギンガだった。
「はぁあああああああああああ!!!」
「!!!!」
ギンガの拳繰り広げられる瞬間、力の目つきが変わった。ギンガの左ストレートを絡めとりカウンターでギンガの脇腹に一撃入れた。
「ぐふっ!!」
突然の出来事に驚くギンガ。カウンターだったため激痛が走る。ただの民間人の高校生にこんな芸当ができようものか。
(東さんと互角っていうのは本当みたいね)
ギンガは力に飛鳥と同じ野生を感じ取っていた。
(ならこちらも手加減なしで・・・)
ギンガは迷いを吹っ切り力に襲い掛かる。ギンガの凄まじい攻撃だが力はお得意の捌き技でギンガの攻撃を受け流しカウンターを繰り広げた。ギンガは素早く捌かれる前に一撃をれた。
「ぐは!!」
(しまった!!)
組み手とはいえ本気で力の頭を蹴り飛ばしてしまったギン
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