輝く貌は女性でした
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し、抱きつくような形で俺を下敷きにしベッドへ倒れこんできた。
衝撃的な発言に驚いた私はいとも簡単に倒れてしまい、グラニアが俺の上に馬乗りになる
つまりはグラニアが俺を押し倒しているような…。
――――
本当に可愛い
唖然とした様な表情をする彼女は、普段の冷静で真面目な様子とかけはなれている
「ディルムッド、私は昔体が弱かったからずっと女性の格好をしていたんだ。10代後半にさしかかった時、体ももう十分丈夫になったからもう男に戻ろうとしていたのだけど、そんな時貴方の主君に見初められてしまって、気がつけば結婚になってしまい今に至る」
「そうなのかで、あのこの体制は……」
「だってディルムッド君は女性だろう、だから私が貴方に女性としての幸せを与えてあげる。今までの分もだから私に夢中になって、どろどろに甘やかしてあげるから。」
羞恥で顔を真っ赤に染め、私に押し倒されているディルムッドは今までこの様な事をされたことがないのか、ピクリとも動けず体が固まっている。
本当にそんな所が女性にしか見えない。
あの時、彼女が勘違いして私を木から受け止めた時一目で分かった。彼女も性別を偽っているのだと
まぁ無理もない、あの長身に男らしい体つきだ分かる人も少ないだろう
だが私には分かる、抱き止めてくれてくれた時に見えた睫毛の長さや、強い衝撃で感じてしまった胸の存在で、筋肉の方も女性にしてはかなりついてはいるが、男性に比べればしなやかについているので体は柔らかい
もしかすると私の方が男なので硬いかもしれない。
私とは反対に男として育てられた可愛らしいディルムッド……。
私に対して男らしく接しようとする様子を見て私は男なのにと涙が出てくる。
男と結婚するのが嫌で無理やり彼女を婚約の宴から連れて来てしまった。
彼女は男として騎士をして、武功も名声もあったのに
最初は逃げるのは諦めようと思った、これも私の運命なのだとだけれど……
「かわいらしい女性に生まれたかった。」
その言葉を聞いてしまったからやはり決行しようと思った。
それはさておきディルムッドは今まで女性扱いされた事が一切ないのだろう、今の様子を見ればすぐ分かる。だから私が貴方を女性にしてあげるだから貴方も私を男にして
私は彼女の肩近くまでの髪を一房とり、口づけをした。
「愛してる」
――――
口調が男らしくなっているグラニアを唖然として見ていた俺は
「ふ、不束者だが宜しく頼む」
反射的に言ってしまったどうしようか、そもそもグラニアが男、俺より可愛いのに男、俺より小さいのに男
「ふふ、一生幸せにするよ」
「グ、グラニア本気なのか」
それよりもこんなにも積極的だったのか、おしとやかで儚そ
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