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改輝く貌は女性でした
輝く貌は女性でした
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少なくなってきた。なぜなら俺の養父である妖精王オェングスの助けで、フィンの目を誤魔化しているからである。

現在、俺達は町外れに住む老夫婦に今はもう使っていない小屋を貸してもらい、野宿続きで疲れた体を休めていた。

それにここ2、3日は追っ手が来ることがなく、比較的ゆっくりと休んでいた。

「このまま何事もなく幸せに暮らしたい」

そんなささやかな幸せな願いが叶ったらと、二人は思っていたがその願いは無残にも崩れた。

馬の蹄の音がする。おそらく10頭近くいるはず

「グラニア追っ手がきたぞ」

俺は一時の住みかとしていた小屋から、彼女の手を引き馬に乗せた。

もう何度居場所がばれたかは分からない

数えるのも億劫になる程の騎士達が今までに追撃してきたからだ

フィンと盟約を結んだ騎士だけと対峙してきたが、たくさんの者を切り裂いた

(元仲間達と会った時は急いで遠くへ馬を走らせた)

だがどうしても追っ手である、俺と旧知の騎士達と対峙し戦う事もあった、その場合全て峰打ちにする

それが出来たのも彼らが手心を加えてくれていたおかげであり、不謹慎だが素直に嬉しいと思うと同時に少し複雑な気持ちになってしまう。
このような形になって戦う事、それが残念でしかたがない

行く宛もなく、いつ終わるかどうか分からないただ安息の地を探す旅に、長い間身を投じていた二人は体に蓄積された疲労と心理的苦痛でぼろぼろだった。

だからだろうか

「グラニア、本当に俺と駆け落ちなどして後悔していないのか」

たまに不安になってしまう

「後悔などしていません、何度言いったら分かってくれるのですか」

彼女が無理していないかと

「だがお前の美しい顔が、疲労の色を濃くしているのを見るのは辛い」

「ねぇ、ディルムッド私…」

突然後ろから彼女の温もりを感じた

「私あなたと共にいれるだけで幸せなの」

「しかし」

「こちらに向いてくれる?」

俺は彼女の言う事に従い体を向ける、彼女はうつむいており、表情は見えない

「どうかしたのかっ」

声をかけると同時にいきなり俺の首に手を回し接吻された。
突然の事だったので思わず思考が停止
…女同士で接吻!?、しかも長いし舌まで入れている。
初めては男の人がいいとずっと思っていたが
やはり無理だったか。
あぁ父よ俺のファーストキスの相手は女性でした……ぁ……。

「ディルムッド、私ずっと秘密にしていたことがあるの」

「な、なんだ」

先ほどのキスのせいでつい動揺してしまう。

「私男なの」

嘘だろ

「ふふ、ずっと秘密にしてたのだけど貴方にだけ教えてあげる」

グラニアは不適に微笑み俺の首に手を回
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