輝く貌は女性でした
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そう俺はフィオナ騎士団に入団したのだ
ちなみに相変わらず周りは誰も俺が女だと気づかない
ぐすっ…
少し落ち込んだ…だれか気づかいのか。
もうやけになってやる。
戦う時には常に先陣になり、退くときはしん がりを務める
主の為に剣をふるい
主の為に槍をふるった
主の為に戦いで敵を倒す姿はまさに一騎当千の猛者
主の為その手の男達を魅了するその姿は百戦錬磨の色男
気がつけば、俺は最強の誉れも高き『輝く貌』のディルムッド・オディナと呼ばれるようになった。
それだけではなく
その優れた容姿でエリン中の乙女達の憧れを一身に受け、その優れた容姿でエリン中の男色家を夢中にさせた。
しかし騎士団の男達の嫉妬の対象にもなった。
男色家の方の事は苦笑され励まされた
女としては生きれないだろうが幸せだった 、貴族の男に夜這いに来られた時はさすがに困ったがな
俺は高潔な騎士
偉大なる英雄を首領に仰ぎ、
その一命に剣と槍と命を託す。
これこそが騎士たる誉
いつか我が身は女として生涯を終えるのではなく、騎士として戦場で誇り高く果てるのだろうとその時俺は思っていたのだがその運命が変わった。
――――
フィンの結婚式でのこと
今日主の花嫁となるグラニア姫に会った。
そこで姫は木に登っていたのでどうも彼女はお転婆らしい、侍女が困っているからな。
俺はその姫が高過ぎる所まで登って降りれないでいる所を助けた。
「ありがとうございます」
「いえ、これからは気をつけて下さい」
初めて顔を見たが、とても美しい姫だった
やはり俺とは違うな…。
それとなんだか見られていた様な
フィンから聞いた話だと新たな妻はエリン一の美貌を持った姫でグラニアと言うらしい
男とは違って綺麗だったな
「やけに俺の事を見つめていた気がする。」
「お前自意識過剰だな」
同僚の男に小突かれた……気のせいか。
俺もあれぐらい、可愛らしい女性であればよかったのに
―――
「あの方がディルムッド・オディナ」
ディルムッドが立ち去った方を眺める
「噂通りのお綺麗なかたでしたね」
顔を真っ赤にした、侍女が目をキラキラさせながら話す。
「えぇ……。」
あの方もしかして…
私の予想が当たっているのなら、私の秘密を話せるかもしれない
小さな声が聞こえてくる。
……あの声は?
聞こえてきた言葉を聞き、その瞬間私はある決意した。
「姫様?」
―――
その夜フィンとグラニア姫との婚約の宴にて
杯を掲げ酒を飲んだのはいいが、少しして皆寝てしまった。酒に強い酒豪な者
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