魔法先生ネギま!
0333話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
巻き込まれたりと多少の騒ぎはあったがそんなのはいつもの事とばかりにスルーして教室へと移動する。
「ふっふっふ。来たか」
すると何故かそこには面白そうな笑みを浮かべて俺を待ち構えているエヴァの姿があった。
「……エヴァンジェリンさんがこうして笑っているのを見るとどことなく不安になるのですが……」
「あらあら、何か面白い事が起こりそうね」
「ちづ姉、いいんちょやアクセル君の様子を見るととてもそうは思えないんだけど……」
「ええいっ、貴様等は取りあえず邪魔だ。さっさと自分の席に行け!」
エヴァに追い払われ、こちらを心配そうに伺いながらあやかが自分の席へと移動する。千鶴と夏美は……まぁ、いつも通りだ。
「で、あやかじゃないが、こうして俺をわざわざ待ち構えていたんだ。何かあるんだろう?」
「うむ。実は昨日、お前と入れ違いにぼーやと神楽坂明日菜が来たのを覚えているか」
「ん? あぁ、修行とかそういうのをして欲しいとか言われたんじゃないのか?」
俺のその言葉に軽く首を振る。
「少し違うな。正確にはぼーやが私に弟子入りを希望してきた」
「弟子入り、ねぇ」
「ああ。まぁ、正確には今度試験を行ってその結果次第だがな」
「試験? 何でまた。俺達には普通に教えているじゃないか」
そう尋ねると、何故かジト目で見られる。
「あのな、お前達には確かに魔法について教えてはいるが、それはあくまでもアドバイス程度のものだ。とても師弟関係とは言えないんだよ」
「……どう違うんだ?」
正直、俺はともかくあやかや千鶴に関してはエヴァが直接魔法を教えているので、その2人はエヴァの弟子と認識してたのだが。俺にしても、基本的にはエヴァの書庫にある本で魔法を習得していっている以上はエヴァの教え子と言えなくもないだろう。そんな俺の説明に何故かコメカミを押さえながら溜息を吐くエヴァ。
「そうだな、お前にも分かりやすく言うとすれば……そう、例えば寿司職人になりたい者がいるとする。雪広あやかや那波千鶴に教えていたのはクッキングスクール的な感じで、ぼーやが希望しているのは一流の寿司屋、老舗料亭で修行してその料理長の技術を直接習う……と言えば分かりやすいか?」
「……そんなに違うのか?」
「当然だ。今のは例え話では寿司屋としたがぼーやの希望は魔法に関しての弟子入り、つまりは生死に直結する可能性が高いんだぞ? 自然師匠と弟子の間柄も生半可なものではない。貴様とて京都の一件でその辺は理解しているだろうに」
「まぁ、確かにな。……で、ネギが弟子入りするというのは分かったんだが、何でそれを俺に?」
もしかして自分には弟子がいる! と自慢したいんだろうか。……600年を生きた吸血鬼としてはちょっとアレだが、エヴァの性格を考
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ