魔法先生ネギま!
0333話
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が可能な魔法道具じゃな。ただしその札1枚につき1回しか転移出来ないという使い捨てじゃが」
「ふむ……転移札、ね」
確かに誰でも使える転移魔法というのはかなり使えるマジックアイテムだろう。それに操影術には影を使った転移魔法があるという話だが、俺のレベルではまだ覚えるのは無理らしいのであって困る物ではない。
だが、やはりと言うか、当然と言うか、俺が欲しかった不老になるタイプのマジックアイテムは貰えなかったようだ。……まぁ、エヴァにもその類は貴重品だと言われていたし無理もないと言えば無理もないのだが。
「ありがたく貰っておく」
近右衛門に頷き、転移札の入っている箱を空間倉庫に収納する。
「うーん、君のその能力は便利そうでいいのぅ」
その様子を見ていた近右衛門が羨ましそうに呟く。
「そうですよね、話には聞いてたけど凄く便利そうですし」
「買い物に行った時に大量の荷物を持たなくてもいいっていうのは確かに羨ましいよね」
美砂と円も同調していた。
「俺としては生まれた時からあって当然の能力だからな。逆にこの能力が無いというのはちょっと想像出来ない」
「ね、ね。アクセル君。今日これからは暇?」
「あー、まぁ、特にこれといった用事はないな」
「じゃあ皆で買い物に行こうよ。荷物持ちに便利な能力を持ったアクセル君もいることだし」
「ちょっと、美砂。修学旅行から帰ってきたばかりなのにお金の余裕あるの? 京都とか奈良でも随分とお土産とか買ってたみたいだけど。言っておくけど私も今月はちょっと厳しいんだから貸す余裕は無いわよ?」
「フォフォフォ。楽しそうでいいのぅ。では、アクセル君、また何かあったら頼むかもしれないがよろしく頼むよ」
近右衛門の言葉に頷き、ソファから立ち上がる。
「ああ、じゃあ俺はこの辺で失礼する」
俺の言葉に4人もそれぞれ頭を下げたり挨拶をしたりして学園長室を出る。その後を追って学園長室を出る……前に、顔だけ近右衛門へと向ける。
「カモや朝倉による仮契約の件、報告書にもきちんと書いてあるから処罰の方を厳しく頼むぞ」
「う、うむ。分かった」
引きつった顔を見せる近右衛門をその場に残し、先に学園長室を出ていた4人へと声を掛ける。
「……で、買い物だったか。俺は別に構わないが。駅前にでも行くのか?」
俺の言葉に4人共賛成し、結局その日は5人で買い物やら外食やらを楽しむのだった。
翌日。今日は修学旅行が終わってから初めての授業日だ。
……いや、そこまで大袈裟に言う事でもないか。
いつものようにあやか、千鶴、夏美の3人と学校に行く途中で古菲が既に名物となりつつある各種格闘系クラブの対戦希望者相手に無双していたり、それにネギが
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