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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
二十四話:妖精の村のポワン様
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界ってのも、悪くはないんだけど!
という具合に村の景色をじっくり眺めて楽しんでた私を、ベラが急き立てます。
「さあ、こっちよ!ポワン様に会って!」
村を眺めるのは後でも出来るのでいいっちゃいいんだけど、やっぱり最初に着いた時の、その時だけの感動ってあるからね!
気持ちはわかるけど、あんまり急かさないでほしいわー。
どうせベラが手間取ったせいで(私が積極的に捜索しなかったせいとも言う)散々待たせてるんだから、今更ちょっと遅くなったくらい、たいして変わんないよ!
むしろそっちの都合で呼びつけておいて、そっちの都合で急き立てるとか、そのほうが心証悪くするんじゃないの?ゲームのポワン様の感じだと。
このベラは、良くも悪くもそこまで考えて無さそうだが。
とか思いながらも、まあ一通り眺め終えてはいたところだったし、別にベラも悪気は無さそうなので、おとなしくついて行きます。
あの大きな木の家にも、早く入ってみたいしね!
蓮の道を通って池を渡り、大きな木の中に入って、水でできた、固いような柔らかいような不思議な感触の階段を登り、妖精の村が見渡せる、大きな木の家の最上階。
ポワン様のお部屋に、到着です。
ポワン様は見た目、十五歳くらいでしょうか?
ベラよりは若干上に見えますが、それでも大人の女性というほどでは無い。
だけど雰囲気がとても落ち着いていて、それだけで大人の女性であると感じさせます。
可愛らしさと美しさを兼ね備えていて、とってもいいですね!
花をモチーフにしたらしい服装も、華やかでお洒落だし!
ベラの服装も可愛いし、動きやすそうでいいんだけどね!
ベラが、ポワン様に声をかけます。
「ポワン様!人間の戦士を、連れて来ました!」
跪くとか、無いんだね。
女王様では無いから?
女王様じゃないはずだけど、玉座っぽい可愛い椅子に座ったポワン様は、にっこり微笑んで答えます。
「まあ。なんて、可愛い戦士様ですこと」
ゲームで見ると、単純に褒めてるのか皮肉かわかりにくかったけど、全く嫌味っぽさが感じられませんね!
確かに、ドーラちゃんは可愛いですけれども!
ポワン様も、すっごく可愛いです!!
ベラが、なんか焦ってます。
「め、滅相も無いです!彼女は、こう見えましても!」
なにさー、ドーラちゃんが可愛く無いとでも言いたいの?
そりゃあ、ちょっとは苛めたけど。
そこまで根に持たれるほどでは、無くね?
「言い訳はいいのですよ、ベラ。全ては、見ておりました」
「ええっ!?す、……全てを、……ですか?」
「ええ。全てを、です」
内心でそんなわけ無いひとりボケをかましてるうちに、なんか雲行きが怪
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