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我が剣は愛する者の為に
守るべき者
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なさい。
 片づけられないでしょ。」

「分かりました。」

諦めたのかしぶしぶ俺の隣に座る愛紗。
ちなみに俺はご飯を食べ終わったが、愛紗が俺の袖を掴んで離さないので、仕方なく隣に座る。
しかし、こんな可愛い妹があの関羽雲長って聞いた時は信じられなかった。
と言うより、俺自身が関羽雲長の兄になるなんて思わなかった。
義理の兄だが。




あの悲劇の後、俺は今の母さんと父さんに育てられた。
あの時、真名は聞いたが姓・名・字は聞く事が出来なかった。
だったら、私達の姓を授けようと言う事になったらしい。
実際に俺も自分の真名でしか呼ばれていないから分からなかった。
真名とは本人を表す名前で本人の許可なく、その名前を口にすれば首を斬られても文句は言えないくらい神聖な物らしい。
姓は関・名は忠・字は統・真名は縁。
これが俺の今の名だ。
もう一つの親の愛と絆を忘れないために真名は変えなかった。
最初の方は戸惑ってしまった。
成長して言葉を喋れるようになってからが一番大変だった。
どんな風に話をしたらいいのか全く分からない。
母さんや父さんと呼ぼうとしたが、何だか歯切れが悪くなったりと大変だった。
赤ん坊の時の記憶はあの悲劇以来あやふやで覚えていない。
あの時の記憶があったから、最初はどうやって接すればよく分からなかった。
俺と少ししか歳が変わらない愛紗ともどうすれば良いか迷っていたくらいだ。
それでも、今の父さんと母さんは優しく声をかけてくれた。
愛紗も俺の事を兄様、と呼んで慕ってくれた。
そして、父さんが俺に言ってくれた。

「確かに縁は私達と血は繋がっていない。
 けど、それが何だ。
 お前の本当の母親に託されたというのもある。
 でも、お前は赤ん坊の頃から育てたんだ。
 誰が何と言おうとお前は私達の息子だ。」

そう言われて俺は泣いた。
ものすごく泣いた。
俺はこんなにも愛されている事に気が付いた。
愛紗には俺が泣いているのを見て泣いている意味は分からなかったが愛紗も貰い泣きした。
しかし、姓を聞いてまさかと思ったが、本当にあの関羽とは信じられなかった。
だって、女の子だぞ!!
誰が聞いたって最初は絶対疑うぞ。
真名の事や関羽が女の子。
これが麻奈が言っていた俺が暮らしていた三国志との違いか。
こうなると有名な武将や軍師は女の子である可能性が高そうだな。
そんな事があり今に到る。
そして、俺は家の近くのお墓の前で祈っている。
前の父さんと母さんのお墓だ。
あの後、母さんと村人の人達が協力して、ここに埋めてお墓を作ってくれた。
毎朝欠かさず祈っている。
祈りが終わると母さんと武術の修行している。
今度は俺の手で大切な人を守るためだ。
何でも母さんは昔、名
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