第91話 上には上がいる
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私はずっとビームが言っていた事を考えていた。
ビー『俺は、マヤ・ララルドの実の父親なのだから。』
あの言葉、妙に引っかかる。なぜかは分からない。だが・・・
ショ「本当にマヤの父親なのか?」
隣でショールが呟くのが聞こえた。どうやらショールも私と同じ事を考えてたらしいな。
ショ「あいつの言ってる事は不可解な点が多すぎる。約9割嘘だ。」
エ「あぁ。急がなければ、マヤが危ない!」
その時、
ソ「ここから先は行かせない。」
自分の背丈よりも大きな剣を持った女が私たちの前に立ちはだかった。確かこいつは、ソード。グレイとユモに頼み事をしたやつだ。
エ「貴様、マスターから助けてほしいと、私の仲間に頼んだのではなかったのか?」
ソ「敵にそんな頼みをした覚えはない。」
ソードの目が赤く光る。
ショ「エルザ、たぶん操られているから、以前の記憶を無くしているんだ。」
そういう事か。
ソ「妖精女王(ティター二ア)と戦えるとは、光栄だ。どちらが強いか比べよう。」
エ「面白い。受けて立とう。」
私は黒羽の鎧に換装する。
ショ「エルザと強さ比べをするなんて・・・命の保障は無いぞっ!!」
安心しろショール。殺すわけではない。少々痛めつけてやるだけだ。私とソードはほぼ同時に駆け出した。剣と剣がぶつかり合い、火花が散る。
エ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ソ「てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!」
剣をはさんで睨み合う。
ソ「さすがは妖精女王。だが、これはどうだ。雷の剣!(サンダーソード)」
黄色い光を纏った剣を振りかざしてくる。私はすぐさま雷帝の鎧に換装して防ぐ。
エ「スピードはあるが攻撃力がイマイチだな。そんなんじゃ、私には勝つ事は不可能だ。」
ソ「私を侮るな。これは準備運動のようなものだ。勝負はここからだ。」
エ「そうか。私も1000分の1も力を出していなかったからな。今から100分の1にする。」
私は天輪の鎧に換装する。
ショ「エルザ、俺はどうする。」
エ「お前はお前なりの攻撃を準備していろ。」
ショ「了解。」
ここで負けたら今までの努力が全て水の泡となって消えてしまう。この勝負、負ける事は決して許されないっ!!!
エ「天輪・繚乱の鎧ッ!!(てんりん・ブルーメンブラット)」
ソ「超・炎の剣!!(スーパーファイアソード)」
ドドドドドガガガガガァァァァァァァァァァン!!!と爆発が起こり、砂煙が舞う。はぁ、はぁ、はぁ・・・さすがに息が乱れてしまったな。だが、これほどの攻撃ならば、ソードも・・・
エ「なっ!?」
だんだん砂煙が晴れると、ソードは傷1つ無く、呼吸も一切乱れていなか
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