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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
依頼
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少し時間が戻って、白夜叉の私室に一輝たちは呼ばれていた。
「おはよう、白夜叉。」
「来たか。とりあえず、そこに座ってくれ。」
一輝たちは、座布団が有ったのでそこに座る。
「さて、今回呼び出した用件じゃが、おぬしらが欲しがっていた情報が手に入ったので、伝えようと思ってな。」
一輝たちが白夜叉に依頼した情報は一つしかない。
「魔王“ノストラダムスの大予言”が下層に来るそうだ。」
「いつ?」
「そうあせるな。さすがに、そろそろ来るとは解っても、いつくるかを完璧には特定できん。」
「・・・仕方ないか。どちら側に来るかは解る?」
「南側じゃろうな。南の、外門の外側にくるだろう、と情報提供者は言っておった。」
「ありがとう。早く行ったほうが会える確立も増えるだろうから、今すぐ行くよ。」
一輝はすぐに出て行こうとするが、
「まて。慌てるでない。まだ話は終わっとらん。」
一輝はしぶしぶといった様子で座りなおす。
「で・・・おぬしたちは本当に、三人で魔王に挑む気か?」
「ああ。」
「ええ。」
「もちろんです。」
三人は即答する。
「・・・言っても聞きそうにないな。なら仕方あるまい。」
白夜叉は柏手を打つ。
すると、白夜叉の前に羊皮紙が現れ、そこに白夜叉が筆を走らせる。
「何かいてるの?」
「依頼書だ。正式に私の依頼、ということにする。」
白夜叉は書き終わった紙を一輝に渡す。
「それを見せれば無料で境界門を起動してくれるし、依頼が完了したら、その時点で払える報酬は勝手に払われる。」
「・・・ありがとう、白夜叉。」
「そう思うのなら、せめて死なずに戻って来い。そうしてくれれば私のほうで対処できる。」
「「「はい。いってきます!」」」
そうして、一輝たちは魔王退治に出かける。
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そして、十六夜たちが一輝の行き先を知ったころ、一輝たちは森の中で、ティータイムを過ごしていた。
この広い森を探すより、どこかで待っていたほうが効果的だろうという結論に達したためだ。
「さて・・・どうしますか?」
「時間がかなりあるだろうし、何かやることってあるの?」
「・・・ないな。二人は何かやりたいことってある? 」
「私は・・・ないですね。」
「じゃあ、私からいい?」
音央が手を上げてたずねてくる。
「別にいいけど、何がしたい?」
「えっと・・・嫌だったら断ってくれればいいんだけど、一輝の過去のことを話してくれない?」
「音央ちゃん!?それは・・・」
鳴央が音央を止めようとするが、
「でも、いつまでも聞かないままじゃ何も解らないし
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