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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
The PIED PIPER of HAMERUN E
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って、ペストに巻きつく。
ペストは無理やりそれをほどこうとするが・・・
「無駄だよ。機尋は邪念と執念の固まりで、その対象を絞め殺す妖怪。
そして、この弓は相手を絞めるという属性を固めたものだ。絶対に放さないよ。」
そう。一輝の習得した奥義の一つ、“妖武装”はその妖怪の持つ属性の一つを固め、使用者の思い描く形にするもの。
それゆえ、捕まっているペストは抜け出すことが出来ない。
「と、言う訳で。やっちまえ、飛鳥!」
「ええ!撃ちなさい、ディーン!」
「DEEEEEEeeeEEEEEEEN!!」
ディーンが放った矢は一直線にペストに向かい、機尋ごと貫く。
機尋は、貫かれた瞬間に消えた。
「こ、この・・・程度、なんかで・・・!」
「無駄でございますよ。その槍は正真正銘、帝釈天の加護を持つ槍。太陽の鎧と引き換えた、勝利の運命を宿す槍なのですから。」
そう、一輝の矢が当たれば必ず対象を捕らえるように、インドラの槍は穿てば必ず勝利をもたらす槍。
当たった以上、ペストを待っているのは、敗北である。
「そんな・・・私は、まだ・・・!」
「―――さようなら、“黒死斑の魔王”」
飛鳥が別れの言葉を告げるのと同時に、激しい雷光が月面を満たし、軍神の槍は、魔王とともに爆ぜ、一輝たちの初の魔王とのゲームは幕を閉じた。
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