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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
The PIED PIPER of HAMERUN A
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トロムの少ないほうから攻める。

「さて・・・俺も同時に相手するのは三対にするとして、残りのやつらは・・・」

一輝はさらに増えて、散り散りになって動こうとするシュトロムたちに手を向け、一気におろす。

「地にでも縛っておこう。」

次の瞬間、シュトロムたちは自重によってその場から動けなくなる。
かつて十六夜にやったように、重力をあげたのだ。

《これで潰すってのもありなんだが・・・後のことを考えると、無謀だな。》

一輝は量産型妖刀と、水の刀を手に取り、水に乗って飛ぶ。

「さあ、デカブツ狩りの始まりだ!」

そのまま勢いで、縛っていなかった三体のうち、二体を手に持った刀で切り裂き、もう一体を足場の水を飛ばして切り裂く。

「次!」

一輝は縛っているやつらのほうに矛先を向け、狩を始めようとするが・・・

「「「「「BRUUUUUUM!」」」」」

新たに五体、シュトロムが出現する。

「本当にきりがないな!」

一輝は三体を残して縛り、その三体へと攻撃を始める。
ちなみに、全部を縛らないのは、頭痛による負担をなくすためである。

《集中力が切れたら、コントロールを失うからな。まあ、この程度なら耐えられるだろうが。》

一輝はその自信を信じて、ギフトを使い続ける。

「一回、数を片付ける!」

そういうと、一輝は自分の周りの空気を操り、巨大な空気の刃を作り出して・・・

「なぎ払え!」

一気に振り下ろした。
二次被害として建物がいくつか倒壊する。

「よし、一回さっぱりした!」

一輝が満足そうに大声で言うと、ポケットの中のDフォンがなる。

「ハイ、もしもし?」
「もしもし?じゃないわよ!この辺りにはステンドグラスがあるかもしれないのよ!」
「あ・・・」
「以後、今みたいな攻撃は禁止!いいわね!」
「そうすると、俺は無限に出てくるシュトロムを縛り続けないといけないんだが!?」

一輝はそういいながら、新たに出現したシュトロムを縛る。

「耐えなさい!」
「んな無茶な!」

一輝の抗議を無視して、通話が切れる。

「しかたがない。シュトロム切れになるまで頑張るか。」
「シュトロムは無限に現れるわ。その希望は捨てるべきよ。」

広場のほうから決して怒鳴っているのではないが、はっきりとした声が聞こえてくる。

「・・・アンタがダンス?」
「ええ。私がダンス。狂わせ、躍らせる悪魔よ。」
「無限に出てくるとは?」
「私がここにいる限り、シュトロムは無限に量産できる。」
「そんなことは・・・」
「あるのよ。だから、あなたも諦めなさい。」
「アンタにだって、体力や精神力ぐらいあるだろ。」
「ええ、確かにあるわ。でも、そん
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