暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
The PIED PIPER of HAMERUN A
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
トロムの少ないほうから攻める。
「さて・・・俺も同時に相手するのは三対にするとして、残りのやつらは・・・」
一輝はさらに増えて、散り散りになって動こうとするシュトロムたちに手を向け、一気におろす。
「地にでも縛っておこう。」
次の瞬間、シュトロムたちは自重によってその場から動けなくなる。
かつて十六夜にやったように、重力をあげたのだ。
《これで潰すってのもありなんだが・・・後のことを考えると、無謀だな。》
一輝は量産型妖刀と、水の刀を手に取り、水に乗って飛ぶ。
「さあ、デカブツ狩りの始まりだ!」
そのまま勢いで、縛っていなかった三体のうち、二体を手に持った刀で切り裂き、もう一体を足場の水を飛ばして切り裂く。
「次!」
一輝は縛っているやつらのほうに矛先を向け、狩を始めようとするが・・・
「「「「「BRUUUUUUM!」」」」」
新たに五体、シュトロムが出現する。
「本当にきりがないな!」
一輝は三体を残して縛り、その三体へと攻撃を始める。
ちなみに、全部を縛らないのは、頭痛による負担をなくすためである。
《集中力が切れたら、コントロールを失うからな。まあ、この程度なら耐えられるだろうが。》
一輝はその自信を信じて、ギフトを使い続ける。
「一回、数を片付ける!」
そういうと、一輝は自分の周りの空気を操り、巨大な空気の刃を作り出して・・・
「なぎ払え!」
一気に振り下ろした。
二次被害として建物がいくつか倒壊する。
「よし、一回さっぱりした!」
一輝が満足そうに大声で言うと、ポケットの中のDフォンがなる。
「ハイ、もしもし?」
「もしもし?じゃないわよ!この辺りにはステンドグラスがあるかもしれないのよ!」
「あ・・・」
「以後、今みたいな攻撃は禁止!いいわね!」
「そうすると、俺は無限に出てくるシュトロムを縛り続けないといけないんだが!?」
一輝はそういいながら、新たに出現したシュトロムを縛る。
「耐えなさい!」
「んな無茶な!」
一輝の抗議を無視して、通話が切れる。
「しかたがない。シュトロム切れになるまで頑張るか。」
「シュトロムは無限に現れるわ。その希望は捨てるべきよ。」
広場のほうから決して怒鳴っているのではないが、はっきりとした声が聞こえてくる。
「・・・アンタがダンス?」
「ええ。私がダンス。狂わせ、躍らせる悪魔よ。」
「無限に出てくるとは?」
「私がここにいる限り、シュトロムは無限に量産できる。」
「そんなことは・・・」
「あるのよ。だから、あなたも諦めなさい。」
「アンタにだって、体力や精神力ぐらいあるだろ。」
「ええ、確かにあるわ。でも、そん
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ