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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
The PIED PIPER of HAMERUN 一時中断
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出していた。
いつの間に食ったんだ・・・。
「はい、どうぞ。」
「ありがとう。次の質問だけど、審議決議の結果はどうなったの?」
「はい。これが最終的な“契約書類”。」
一輝は黒く輝く“契約書類”を耀に渡す。
『ギフトゲーム名“The PIED PIPER of HAMERUN”
・プレイヤー一覧
・現時点で三九九九九九九外門・四〇〇〇〇〇〇外門・境界壁に存在する参加者・主催者の全コミュニティ。(“箱庭の貴族”を含む)
・プレイヤー側・ホスト指定ゲームマスター
・ 太陽の運行者・星霊・白夜叉(現在非参戦のため、中断時の接触禁止)。
・プレイヤー側・禁止事項
・自決及び同士討ちによる討ち死に。
・休止期間中にゲームテリトリー(舞台区画)からの脱出を禁ず。
・休止期間中の自由行動範囲は、大祭本陣営より500m四方に限る。
・ホストマスター側 勝利条件
・全プレイヤーの屈服・及び殺害。
・八日後の時間制限を迎えると無条件勝利。
・プレイヤー側 勝利条件
一、ゲームマスターを打倒。
二、偽りの伝承を砕き、真実の伝承を掲げよ。
・休止期間
・一週間を、相互不可侵の時間として設ける。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
“グリムグリモワール・ハーメルン”印』
「こっちにとって有利だったり不利だったり・・・なんだか大変なルールになったね。」
「ああ。しかも、まだ謎解きの糸口もつかめていない。」
「まったく?」
「すくなくとも、俺が最後に十六夜にあった時点ではな。気になるんなら十六夜に聞いてくれ。」
一輝は言葉を切り、耀に問う。
「さて。もう質問は終わり?」
「まだ一番大切なことを聞いてない。どうして一輝は黒死病にかからないのか。」
「・・・もう他にないならいいか。それは、中断した辺りで黒死病にかかって、それをその場で治したから。ただそれだけのことだ。」
耀がとても驚いている。
自分の力でギフトによる病を治したといっているのだ。普通の反応だろう。
そこであることに気づいたように、身を乗り出す。
「私の黒死病もなおせる? 」
「悪い、無理だ。俺のギフトは他人の体の中には使えないんだ。」
「そう・・・。」
耀はあからさまにがっかりする。
《まあ、一つだけ方法はあるが・・・この方法はな・・・。》
一輝はその方法を封印している。
「じゃあ、他に私を治
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