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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
ハーメルンの笛吹き
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うだ。

ついでにこの二つの関係性だが、“ラッテンフェンガー”とはネズミ捕りの男という意味で、これはグリム童話中の“ハーメルンの笛吹き”をさす隠語。

この物語の原型となった碑文にはこう記されている。

―――一二八四年 ヨハネとパウロの日 六月二六日
   あらゆる色で着飾った笛吹き男に一三〇人のハーメルン生まれの子供らが誘い出され、
   丘の近くの処刑場で姿を消した―――

この碑文は実際に起こった事件を示すもので、後に“ハーメルンの笛吹き”という物語となる。

「ふむ・・・それだと、滅んだコミュニティの残党が此度の祭りに忍んでおる可能性が高くなってきたのう。」
「白夜叉様の“主催者権限”により“主催者権限”が持ち込めない以上、その線はとても有力でしょう。」
「へえ、そんなことをしたんだ。」
「うむ。“主催者権限”を持つものは、私の許可無く入れず、参加者の“主催者権限”の使用を禁じるよう設定した。」
「なるほど。それなら魔王が襲ってくるのは不可能だな。」
「だね。押さえるべきところは押さえてある。」

一輝に十六夜は納得したように頷く。

《さて、これならそこまで心配は無いだろうけど・・・なんか重要なことを忘れてる気が・・・》

今聞いた話にかかわる、何か大切なことがあったきがする一輝だが、結局思い出せず、そのまま解散となった。

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