第90話 シャルルが見たもの
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撃だ!」
透「・・・・・」
死「ギリ。」
鬼「おらおらおらおらおらぁーーーーー!!!」
ウェ「みなさん、援護します!アームズ!アーマー!」
ありがとうございます、ウェンディさん。
ト「透明人間は透明拳!(クリアナックル)死神は呪いの鎌!鬼は鬼手刃!」
ウェ「天竜の・・・咆哮ッ!!」
4つの技が同時にスパイダーさんに直撃します。ですが、
ス「なんだよ。これっぽちかよ。」
ス以外「!!!???」
スパイダーさんは無傷でした。確かに技は直撃したのに、どうして・・・?
ス「今度はこっちからいくぞ!!」
すると、スパイダーさんは僕たちに向かって突進してきました!!
シャ「早くよけるのよ!!」
僕たちはシャルルさんの適切な判断ですぐにかわす事が出来ました。ですが、
ス「かかったな。」
僕たちの足元に黒い魔法陣が浮かび上がり、次の瞬間、僕たちの体は魔法陣から出てきた蜘蛛の糸に巻きつかれちゃいました。
ス「蜘蛛の罠(スパイダートラップ)だ。蜘蛛は狙った獲物は逃がさねぇからな。」
解こうとしても蜘蛛の糸はベトベトしていてなかなか解けません。逆にどんどんきつくなっていきます。く、苦しい・・・
ス「そのまま蜘蛛の糸に絞め殺さちまえ。俺の勝ちだな。ハハハハハハハハハッ!!」
勝利を勝ち誇ったように、スパイダーさんは高らかに笑います。ですが、
ト「まだですっ!!」
ス「はぁ?何をバカな事を言っている。そんな状態で勝ったとでも言うのか?」
ト「いいえ。まだ勝負は終わっていないって事ですよ。」
僕が言った瞬間、ウェンディさんの体を締め付けていた蜘蛛の糸がするりと解けました。
ス「なっ!?どうやって!!」
ウェ「ありがとうございます。透明人間さん。」
透「ん。」
そうです。スパイダーさんは透明人間の存在に気づかなかったようです。蜘蛛の罠に1人だけかからなかった透明人間は、一番近くにいたウェンディさんの蜘蛛の糸をずっと解いてる最中だったんです。
ス「くそっ!!想定外だ!!」
ウェ「天竜の・・・砕牙ッ!!」
ス「ぐおっ!!」
油断していたスパイダーさんに、ウェンディさんが攻撃します。その間に透明人間はシャルルさんと死神と鬼の体を締め付けている蜘蛛の糸を解きました。後は僕だけです。
ト「死神と鬼はウェンディさんを援護するんだ!!」
死「ギリ。」
鬼「合点承知!!」
死神と鬼は大きな鎌と金棒を振り回します。その間に透明人間は僕の体を締め付けていた蜘蛛の糸
も解いちゃいました。
ト「ありがとう。透明人間。」
透「ん。」
さぁて、勝負はここからです!!
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