第十八話 真相
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ぞ」
「そんなことはどうでもいい! 君たちをロストロギア不法所持の疑いで拘束させてもらう」
「……なるほど、我のことも大まかにだが察しがついていると言うことか」
いつばれたかはわからない。
最初からかもしれないし、今さっきかもしれない。
どちらにしても、私は慎重に行動していた。
その上で彼はそこまでたどり着いた。
まあ、流石に正体まではバレてはいないだろうが、流石は執務官と言うべきか。
「だがの、本当に少し遅かったな、魔力が疲弊している我らでは主らには適わなかっただろう」
「なんだと、君は――」
「ほら、来たぞ」
天を裂き、大地を砕く嵐が、私たちと彼らの間に降り注ぐ。
「何!?」「きゃぁああああ!」
二人はなんとかガードできたようだが、ユーノのいる所まで下がることになり、結果私たちと離れてしまう。
「やはり来たな、小童」
「お前か、今度はなんのつもりだ」
あいつ、確かレイが私に怒気を含んだ目を向けてくる。
まあ仕方がない。骨折させたり、腕を凍らせたりしたらそうなるか。
それに、私もこいつを許せないしね。
「さて、役者が全員揃ったところで、この茶番劇に幕を下ろすとしようか」
side ALL
「茶番だと?」
最初に反応したのはクロノだった。
「そう茶番じゃ、最初から最後まで全てがこやつの思い通りというわけじゃよ」
遼はそう言って、剣をレイに向ける。
「えっと、何?」
なのはは急な展開について行けず、頭が混乱している。
「なんで、私は母さんのために」
混乱していたのはフェイトも同じだった。
彼女はプレシアに頼まれてジュエルシードを集めていた。
それがレイの思惑通りとはどういうことか、理解できなかった。
「何、簡単なことじゃ、おっと今、局員がこやつらのアジトに突入したようじゃぞ」
「何!? 本当かエイミー!」
『ちょ、ちょっと待って! うん、確かにうちの局員が出動した形跡がある! うそ、なんで!』
エイミーが慌ててこの場にその映像を映し出す。
そこには映ってはいけない人物もいた。
「「「「「『え!?』」」」」」
レイと遼を除く全員が目を疑った。
そこにはもう一人のクロノ・ハラオウンの姿があったからだ。
「馬鹿な! 僕はここにいるぞ!」
「え、その、え、え、ふええええええええええええええ!?」
「えっと、双子だったの?」
「まさか、変身魔法? いや、それだけで管理局を黙せるなんて」
各自それぞれ思いのまま呟く。
そうしていると、あちらの
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