魔法先生ネギま!
0332話
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
…というよりも、角へと視線を向けている。
「くっくっく。まさか吸血鬼の私よりも鬼らしいとはな。それでどんな能力があるのか把握出来ているか?」
「あー、どうやら既存の俺の能力を強化する感じで発現した能力らしいな。左右の角は操影術のように影を自由に使えるし、額の角は炎の魔法のように火を操る能力だ。ただ、残念ながらこの鬼神化は身体能力自体は多少増幅してくれる程度でしかない。……大鬼神と言われるリョウメンスクナノカミを吸収した割には悪い意味で予想外だったな」
影と炎を操る能力と、多少の身体能力の強化。それとこの角は相当の硬度を持つらしく武器として使えなくも無い、といった所か。
「まぁ、しょうがなかろう。リョウメンスクナノカミそのものを吸収したのならともかく、私が破壊した頭部と多少の肉体のみだったのだからな。それより暴走とかそういうのは無いんだな?」
「ああ」
エヴァの言葉に頷き、内心で鬼神化解除と念じると角が空気に溶けるように消えていきすぐに元に戻る。
「こんな具合に解除も容易だ」
「なるほど、確かにアクセルが期待した程の力では無かったとは言っても、使えるのは間違いないんだろう?」
「まぁ、それはな」
「ならそう欲張るな」
エヴァはそう言うが、現在のスキル覧最後の1つを使って習得したスキルなのだから出来ればもっと強力なスキルであって欲しかった、というのが正直な所だ。
結局その日は俺の従者達4人とアーティファクトや魔法の訓練をして別荘の中で1日を過ごすのだった。
ちなみに、円と美砂も魔法を習得しようとしてあやかや千鶴に教えて貰っていた。
「ふぅ、この中で1日を過ごしても現実世界で1時間っていうのは凄いわよねぇ。ね、エヴァちゃん。また借りてもいいかな?」
「……まぁ、構わんが。より早く歳を取ることになるのが分かっているか?」
「うっ、……それはちょっとやだなぁ」
そんな風に話をしながらエヴァの家のドアを開けると……
「あれ? アクセル君?」
「……ネギ?」
そこにはネギと神楽坂、ついでにカモの姿があった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ