暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の妖精〜
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リビングに、沈黙に続きかなり気まずい空気が流れ始める。

「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」

誰も、一言たりとも話そうとしない。
傍から見れば、「何だこの光景」的な状況だけど、だって仕方ないじゃん
黙るしか方法が無いんだよ!!!

「あー す、スグ?」

お兄ちゃん!
よく切り出した!さすが私のお兄ちゃん!!

「何・・・?」
「いや・・・その、出来れば、そのまま一緒に世界樹まで来て欲しい・・・なー・・・なんて」
「うん、うん、私もお願い!」

しどろもどろになりながらも、私と兄はリーファこと直葉さんにお願いを続ける。

「・・・訳あり、の訳を話してくれたら、考えてあげなくもないかな・・・」
「「マジ!?」」

スグの要望どおり、私たちは、SAOの終焉から、今だ目覚めていない300人のこと、その300人がレクトという会社の須郷に囚われていること、その中にアスナさんとレオがいることを話した。
スグの表情は段々と険しくなってきて、話が終わった直後、物凄い勢いで食べかけのご飯を完食した。

そして、スグ姐さんの一言。



「アスナさんやレオさんたち、助けに行こう」




***
スグ姐さん・・・スグの言葉を聞き、私と兄も超特急で完食させる。
用意を済ませ、3人それぞれベットに身を投げる。
それと同時に、アミュスフィア、ナーヴギアを装着



「「「リンク・スタート!」」」







私と兄は宿屋で、リーファは店で目を覚ます。
すぐさま3人で顔を突き合わせ、うん、と頷く。

「じゃあまず装備を整えなきゃ。お兄ちゃん、お姉ちゃん、お金は?」
「えーっと・・・この、ユルドって単位がお金・・・なの?」
「そう。・・・・無い?」
「あるあるある!めっちゃある!お兄ちゃんは?」
「あるあるある・・・ある」

私たちのウィンドゥに表示されているユルドは、「は?」と一瞬真っ白になるくらいの単位が綴ってあった。
間違えなければ、おそらくコレが、私と兄のアインクラッドでの最終的なGの量なのだろう。
これなら、かなりの高額装備で全身をそろえても問題なさそうだけど、私も兄も軽装戦士だから、あまりお金は使わないだろうし・・・どうせなら剣にお金掛けたいし。

「ここだよ、二人共。えーっと、ここはコートとかブーツとか売ってるから、服とかはここで揃えて」
「解った」
「すぐに終わらせる」

私は店を覗く。
お・・・おお! SAO時代に近いコートが!!!
私はそのコートを手に取り、ソッコーで買うことを決める。
よし、じゃあスカートとスパッツ的な何かとブーツは・・・・・。

私が捜し歩いているうちに、兄の買い物は終わったらしく、残りは
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