第27話 学年末試験の顛末
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
暴走させ服をはぎ取る」「魔法バレした時に何の説明もなく記憶消去しようとする」「それも失敗しパンツを消す」「相手の許可無く読心術を使う」「禁止されている惚れ薬を作り、集団パニックを起こし、図書室内の器物破損」「授業中に野球拳をしてストリップ」「図書館島に不法侵入し窃盗行為をするのを止めるどころか手伝う」「一部生徒のために試験中に魔法で手助けしようとする」などなど。
………。いやぁ、ろくなことしてないなぁ、ネギ。
おや、学園長が全てをバラされて口をぱくぱくしている。魔法先生達のほとんども呆れて口もきけないようだ。
こんなに酷いとは思ってなかったんだろう。
「卒業試験(日本で先生をすること)を中止すべきだ」「「英雄」の息子だぞ」「生徒のためにならん」「子供なんだから大目に見るべきだ」「その子供が先生をすることが卒業試験なんだぞ」「やはり子供に先生をさせるべきではなかった」「今更そんなことを言うな」「裸にされることぐらい何だ」などなど。
まさに議論百出。
感じ的に7対3ぐらいで、試験終了派が多いな。
意外だ。まっとうな考えをする魔法先生も多いんだな。
ちなみに「魔力暴走で裸にされるのが大したこと無い」なんて言う、「「英雄」の息子を大事に育てるのに些細なことなんて気にするな」という魔法先生には、「では、その意見をもう一度大きな声で女性の先生の前で言ってもらえますか。その後で裸にしてあげますから」と言ったら青い顔をして無言になった。
「ネギ君はまだ幼い。ここはそう、試験は一旦中止して小学校に通わせ、一般常識や倫理を学び直してもらうというのはどうだろう。その後、改めて先生をしてもらえば良いじゃないか」
ガンドルフィーニ先生が意外にもまともなことを言う。もっとガチガチな考えを持ってて、ネギを擁護するかと思ってた。
この意見は賛同者も多くオレも賛成したが、学園長は気に入らないようで、結局学園長の鶴の一声で却下となり、引き続き教育実習生をさせることになった。
議論をした意味がなかったと、かなりの魔法先生が不満を持ったようだが、その辺学園長はわかっているんだろうか?
☆ ★ ☆
一般の先生も交えた職員会議が始まった。
8人の生徒達は3日間の停学処分及び春休みの間の補習授業、部活動の禁止となった。警察沙汰になったこともあり、軽々に終わらせることもできず、このような処分になった。ここでしっかり修正しないと8人の為にならん、という危機感がほとんどの先生にあり、この辺はすんなり決まった。まぁ、3日間の停学処分を期末試験の3日間に充て、停学処分は記録に残るだけにしたのは甘いのかそうでないのか。
なお、神楽坂は、学生は学業が本分
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ