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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
二十一話:私たちの密談
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も、あれば良かったよね、ホントに!
神竜とかもね!
「べネットじいさんの、協力の元ー。従来は不可能だった、適性の無い魔法の習得とー。合体魔法の開発に、成功しましたー。」
「ええっ!ホント!?ザオリクとかベホマラーとか、覚えられるの!?合体魔法って、右手にベギラゴン、左手にイオナズンとかいう、アレ!?」
ここでメドローア出さないとこがポイントね!
アレもカッコいいけど、アレはアレだけだからね!
「そう。その、アレ。無理矢理習得したザオリクとベホマラーを、組み合わせることによりー。単品のザオリクやザオラルでは不可能な、死体も残さず消し飛んだ魔物をー。直後に復活させるところまでは、成功しましたー。」
棒読みが酷いが言ってることは凄い!
何気に非人道的な実験があったような、気がしなくも無いが!
でも、ということは。
「……パパンは。まだ、なの?」
「うん。魂が、この世にいないと、ダメなんじゃないかと思ってる。消し飛んだ魔物も、時間が経ちすぎると、復活出来ない」
「……じゃあ」
「だから。チャンスは、一回だと思ってる。ママンを、迎えに来るとき」
「……それって」
ママンを、一度は瀕死にさせないといけないってこと?
たぶん、復活できるだろうとは言え?
散々苦しんできたであろう女性を、目の前で見捨てて?
「…………」
黙り込む私に、『私』が淡々と言葉を続けます。
「気付いてると思うけど、それも結局は、可能性の話だから。実際に成功したわけじゃないから、そこまでやっても、パパンが生き返るかはわからない。だけどこれまでの『私たち』と、今ここにいる私自身が、散々考えた結果、辿り着いた結論は、それ。後のことを選んで決めるのは、あなた」
「…………」
「私は、未来のあなただけど。あなたは、私が動いた通りにしか、動けないわけじゃない。それは、過去の『私たち』が証明してる」
「…………」
「……まだ、聞きたいことは、ある?」
聞きたい、こと。
ぶつけたい疑問なら、山程ある。
でも、それは、『私』にぶつけても、仕方の無いこと。
私が、考えて、答えを出さなければいけない、こと。
この『私』は、もう散々考えて、その結果を、ちゃんと教えてくれたんだから。
それだけでも、十分なチートだよね!
ゲームの主人公は、なんの予備知識も、未来からの手助けも無く、自分で全てを乗り越えて行ったんだから!
「ううん。大丈夫。あとは、自分で考える。ありがとう」
「そう。それじゃ最後に、空の章だけど」
「まだあるの!?」
「このネタなら、三章立てに決まってるでしょ!」
分厚いチートの書の後ろのほうのページを開き、急に生き生きとした瞳で、熱く語り出す『私』。
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