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ポケットモンスター 〜名と過去を隠した元チャンピオンのシンオウ冒険記〜
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「やめろ、もういいから行くな!」
「キィイイイイイイイ」
俺の制止を無視してゴウカザルは無謀なフレアドライブで突撃していった。
そして・・・
sideケイジ
「・・・はっ ・・・またあの時の事か・・・」
俺はケイジ、シンオウ出身の元イッシュ制覇者だ。
「クゥ〜?」
「ああ、大丈夫だ。 おはよう、クゥ。」
こいつは俺のパートナーのクゥ。ちょっと器用なクチートだ。
「・・・あいつは今日もがんばってるのか・・・」
あいつとは、俺の初めてのパートナーであったゴウカザルのことだ。
過去のシンオウリーグの準決勝で、相手に無謀とも言える特攻を行い、その結果・・・
身体に影響の及ぶ麻痺という重症を負ってしまったのだ。
それ以来、あいつはある場所に預けてある。
今頃の時間ならば、すでにリハビリを始めている頃だろう。
あれから4年が過ぎた。 今はホウエンにすんでいるが・・・
「よし、決めた。」
「クゥ?」
「もう一度・・・シンオウリーグに挑む。」
「クッ!?」
「あいつと一緒に叶えられなかったシンオウリーグ制覇の夢・・・もう一度叶えに行こう。」
そうと決まったら、早速行動に移すことにするか。
まずは・・・トレーナーカードについてだが・・・まあ、偽装とまではいかないが、サブのカードを使うことにするか。 こっちのカード(チャンピオンのデータ)を使ったら即バレる可能性があるしな・・・
でも、一応オーキドとナナカマドあたりには話をつけておいたほうがいいな・・・
でも、4年ぶりにシンオウリーグを目指すのか・・・楽しみだ。
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