第2話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の前、仮の駒が勝手に排出されたんですけど、原因ってわかりますか?」
僕がそう言うと、サーゼクスさんはやれやれといった表情になる。
「おそらくそれは、アジュカが何か細工したんだろう。キミに害になることじゃないから気にしなくてもいいはずだ。まあ、念のため、彼に私の方から聞いてみよう」
「ありがとうございます」
「なに、気にすることはない。そろそろ、いい時間だね。おやすみ、ナギくん」
「あっ、はい。おやすみなさい」
サーゼクスさんはもう寝るようだ。明日も学校があることだし、僕も寝ることにしよう。
Side out
■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■◆■
Side リアス
グレイフィアに手を引かれて、自分の部屋に連れて行かれる。お兄様に言ったことを思い返して、自分がナギにとても依存していることを自覚した。少し前の自分では考えられないだろう。
「あ、あの・・・・・・部長さん・・・・・・」
私の部屋の前にアーシアが立っていた。
「どうかしたの?」
「その相談したいことが・・・・・・・」
私はグレイフィアをチラッと見る。グレイフィアは「構いません」という顔でうなずいた。
「わかったわ。入りなさい」
「はい」
アーシアが私に相談事ね・・・・・・・。十中八九、イッセーのことね。そんなことを考えながら、自分の部屋に入る。
私はベッドに腰を掛け、アーシアはソファーに座る。グレイフィアは立ったままだ。
「それで、私に相談したいことってなにかしら?」
「は、はい。あのグレイフィアさんにもお聞きしたいんですが、その・・・・・・」
「私にでしょうか? 私に答えられることならお答えしますが」
グレイフィアがアーシアに言う。
「ありがとうございます」
ぺこりとアーシアが頭を下げた。
「それでですね、相談したいことというのは・・・・・・・え、えっと・・・ど、どうやったら胸が大きくなりますか?」
私はグレイフィアと顔を合わせる。私の胸は特に大きくしようとなにかしたわけではないので答えられないわね。どうやら、グレイフィアもそうだったみたいだし・・・・・・。
「うーん・・・・・・そうね・・・・・・・」
すごい期待した目でアーシアが見てくる。
「胸を大きくする体操があると聞いたことがあります。それを試してみたらいかかでしょうか?」
「そ、そんな体操が! ぜひ教えてくださいっ!!」
キラキラした目で声を上げ、グレイフィアに詰め寄る。
「アーシア、声を抑えなさい。それと、少し落ち着いて」
「あぅ、すみません」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ