第2話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
う。私はキミのおかげだと思っている」
魔王さんはシスコンなんだろう。とてもリアス先輩のことを大事にしているのがわかった。
「兵藤渚くん。妹をこれからも頼むよ」
「もちろんです。約束しましたから」
魔王さんはそうかと言って、小さく笑った。
「ありがとう。・・・・・・そうだ、キミのことをリアスと同じようにナギくんと呼んでもいいかな?」
「構いませんよ」
「ありがとう。では、ナギくん、私のことも名前で呼んでくれないかな?」
魔王を人間が名前で呼んでもいいのだろうかという考えが頭をよぎるが、本人がいいと言っているのだから構わないのだろう。
「ああ、お義兄さんでもいいからね」
「ハハハ、お義兄さんですか? それは万が一、僕がリアス先輩と結婚したら呼ばせてもらいますよ。今はサーゼクスさんでお願いします」
「そうか。お義兄さんと呼ばれてみたかったのだがね。まあ、今はこれでいいだろう(ふむ・・・・・・。どうやら、リアスの気持ちには気づいてないようだな。しかし、脈がないというわけではないようだ。それにライバルも多そうだしね。ぜひともリアスにはがんばってもらいたいな。よし、私もサポートしようではないか)」
なにやら、考え中のようだ。魔王という役職なのでいろいろ考えることがあるのだろう。
「時にナギくん。キミはどんな女性が好みなんだい?」
「女性の好みですか?」
急な話題変換に疑問符を浮かべる。
「その通りだ。胸が大きいとかあるだろう」
「そうですね。でも、僕って女の子みたいな容姿じゃないですか。この容姿だと好きになってくれるような女の子がいるとは思えないんですけど」
「そこはひとまず置いておくんだ。ありきたりな言葉だが、人は見た目ではない」
「わかりました。そうですね・・・・・・・」
考えたことのないことなので、少し時間がかかるな。そもそもこの体は性欲が薄いのだ。あまりそういう目で女性を見ることはない。
「うーん・・・・・・・そうですね。きっと好きになった人が僕の好みなんだと思います」
あんまり意味のない答えしか出なかった。
「それでは、よくわからないな・・・・・・・」
「すみません。でも、そう言うことはあまり考えたことがないんで」
「そうか・・・・・・。ありがとう(リアスには女を磨くように言うしかないな)」
「いえ、ちゃんと受け答えられなくてすみません」
「ああ、気にしなくてもいいよ。何となく聞いてみたくなっただけだからね」
サーゼクスさんがなんでそんなことを聞いてきたのか考えるが、理由がわかることはなかった。
「そうだ、一つ訊きたいんですけど・・・・・・」
「何かな?」
「こ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ