暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜
第2話
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妊娠には気をつけなさい”って・・・・・・。

「今夜は彼と少し話しながら床につきたいんだ」

 前までは何日かに一回だったのが最近ではほぼ毎日僕のベッドに潜り込んでリアス先輩は一緒に寝ているのだ。

「一人で寝れる? 私が隣にいなくても平気? 私は平気じゃないわ。あなたが隣にないというだけで・・・・・・・」

 明らかに依存されてます。リアス先輩はグレイフィアさんに手を引かれて自分の部屋に行った。

「さて、中に入ろうか」

「ええ」

 二人だけになると、何を話せばいいのかわからなくなる。特に会話もなくお互いに寝る準備を進めた。

「あの・・・・・・」

 電気も消して、横になる。さすがに無言でいるのがつらくなってきたので話しかけることにした。

「なんだい?」

「そのですね・・・・・・。婚約のことで怒っていませんか?」

「なんでそう思うんだい?」

「ライザー・フェニックスは公式戦実質負けなし。フェニックスの特徴である高い不死性があるのでまず負けることはない悪魔です。そんな悪魔とレーティングゲームで結婚を決めようとしていたのですから、出来レースに近かったのではないかと」

「ふむ。確かに出来レースの部分があったことは否定しない。だが、魔王としてではなくリアスの兄として言わせてもらえば、キミがライザーを倒してくれてよかったと思う。おそらく父もそうだろう。妹の幸せを願わない兄がいないように、娘の幸せを願わない父もいないのさ。あの婚約はもともと強引に進めていたところがあってね。リアスには申し訳なく思っていたんだ。そもそも、リアスが絶対に当主を継がなければいけないわけではない。私の息子が継いでも問題はないんだ」

 僕の言葉を聴いて、魔王さんが答えてくれた。というか、あなた息子さんがいたんですか・・・・・・。悪魔は長命だから、見た目が当てにならないな。

「でも、婚約が破棄されたことでフェニックス家とグレモリー家の名に傷がついたんじゃありませんか?」

「気にすることはない。フェニックス家の方もあの婚約は急ぎすぎたと納得している。家名に傷がついたのは確かだが、あの程度のことを気にするほどフェニックス家もグレモリー家も狭量じゃない」

 その言葉に一安心した。逆恨み的なことで攻撃でもされるのは嫌だったからだ。

「それと、キミの身柄は私が保証するから心配しなくていい。人間でありながら私たち魔王に匹敵するほどの魔力を持つキミを手放す理由はない。(悪魔全体のためにもキミの力は放っておくことはできないからね)私以外の魔王もキミに興味を持っていることだし・・・・・・。それに、妹がキミのことを大切にしているのもある。あんなに楽しそうなリアスは冥界でもめったに見れなかったからね。毎日が楽しいのだろ
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