第43話 日焼けにご用心
[13/13]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
だったようだ。
***
「すっかり遅くなっちゃった! お父さん心配してるかなぁ」
空には既に日が沈み、月が浮かんでいる。早い話が夜なのだ。
早く家に帰って飯を食べて風呂入って寝るだけである。
そんな事を考えながらスナックお登勢の前を通り過ぎようとした正にその時、突如轟音が響いた。
そして、それと同時にスナックの扉を突き破り男が跳び出して来た。
「あ、お父さん!」
「あ、なのは!」
倒れた銀時となのはが互いに名を呼び合う。
「くおぉぉの腐れ天パーがああぁぁぁ!」
が、その直後に今度は店から出て来たお登勢の急降下ダブルキックを銀時が諸に食らってしまっていた。
「ごぶぅっ!」
「今すぐなのはを探して来な! あの子にもしもの事があったら、あんたの金玉とか腎臓とか、とにかく内臓全部売っぱらってやるからねぇぇ!」
「ちょっ、ババァ! それだけは勘弁してくれぇ! それじゃ俺死んじまうからぁ!」
「死にたくないんだったら今すぐ探して来いってんだクソボケがああぁぁぁ!」
そのまま馬乗り状態となり激しい乱打を繰り出すお登勢。
哀れや坂田銀時。なのはの帰りが少し遅かっただけでお登勢に半殺しの目に逢ってしまったようだ。
ご愁傷様と言う奴である。
つづく
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ