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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
テイルズオブナイツ・5
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るんだ。この辺はよく野鳥が飛んでるからバードウォッチングに人気があって・・・」
『キョエエエエエエエエエエエエ!!!』
「「「「・・・・・・」」」」
沖浦君の声を盛大にさえぎる鳥の鳴き声・・・鳥、の、鳴き声?いや、いやいや鳥の鳴き声だよね?地面が震えているのではないかと錯覚するほどの咆哮に全員の足が止まった。
「・・・オイ、リョーゴ。今のは何だ」
「・・・僕だって知らないよ」
「鳥さんの鳴き声にしては大きすぎるわよねぇ・・・」
「みんな、上を」
言われるがままに上を見上げると、お空を一羽の鳥が舞っている。
今までの賑やかさが嘘のように静まり返った4人。その鳥は僕たち4人の周囲を回るように旋回している。否が応でもハゲタカが獲物を見つけた時の動きを彷彿とさせた。
いや、認めよう。今まで僕は少々現実逃避をしていて重要な情報を画面の向こうの皆さんに伝えていなかった。そしてその情報を僕の代わりに由良君が代弁してくれた。
「・・・オイ、リョーゴ。この辺は全高5,6メートルの怪鳥が生息してんのか?」
「・・・見たことも聞いたこともないよ」
「ねぇ、あの鳥さん凄くこっち見てるんだけど!鷹の目でこっち睨みつけてるんだけど!」
「・・・僕たちは狙われている?」
『キョァァァァァァァァァァ!!!』
大怪鳥ジークロック(今適当に名前付けた)は額から強い光を発しつつこちらに突っ込んできた。あの光り方・・・リミピッドチャンネル!(※ネタがマイナーな上に違います)
このまま突っ込んで来れば誰か怪我がをするのは確実だ。怪我をすれば血が出るかもしれない。血・・・血は苦手だから見たくないぃぃぃ!!
≪力を使うか?≫
(Yes!Yes!yes!)
ここは一か八か、騎士パワーであの鳥を迎撃するしかないかな。当方に迎撃の用意あり!!と拳を握り締める。すると腕だけが漆黒の鎧に包まれた。アンバランスな姿になりつつも、僕は「血が見たくない」というその一心で突っ込んでくる鳥に腕を振りぬいた。
「危ない!」
「う、うわぁぁぁ!?」
「クソが!」
「・・・!」
ひゅるひゅる、しゅぱっ!ぎゅぅぅぅん!パァン!パァン!パァン!
ゴ キ ン ッ !
『ギョアァァァァ・・・ァァァ・・・』
「え?」
「あれ?」
「・・・あ?」
「・・・これは」
目を開いてみると、そこには謎のオーラに纏わりつかれ、極細の強化繊維で編み上げられたっぽい糸に雁字搦めにされ、揚句に脳天と両目を何かに撃ち抜かれた上で僕の拳が直撃したトリ公の姿が。エグいことになっているが、こいつは血が流れていないようだ。ホッと一安心してたらゼルギウスさんが脳天にある光を自分の中に取り込んだ。
(ゼルギ
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