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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第01話
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臭い……。けど、こういう雑誌だから本当だろうな…………。よし、行ってみるか」
開催場所は、電車を乗り継げば一時間弱で行ける。親に金を貰っていこう。そう考えながら、俊吾はウキウキしていた。
ちなみに、俊吾はISの中でラファールリヴァイブが一番好きだった。独創的なフォルム、容量の大きい
拡張領域
(
バススロット
)
、何事もそつなくこなせる起用さ。全てをとって、一番格好良い!と、俊吾は思っている。なので、今回のイベントはかなり楽しみである。
◇ ◆ ◇ ◆
「予想はしてたけど、かなりの人だな……」
展示会の会場の某ドームに到着した、俊吾は人の多さにびっくりしていた。東京ディ〇ニーランドと同じくらいの人がいる。そして、7割くらいが男である。やはり、ISのような機械は男心をくすぐるらしい。
「さて、こんなところで立ってるのも邪魔だし、お目当ての物でも見に行きましょうか……」
俊吾はラファールリヴァイブの展示場に向かった。
展示場に着くと、一際人が沢山いた。物珍しいのと、みんなやっぱり本物を見たいのだろう。
「よし、特攻だ!」
俊吾は人ごみの中に割って入っていった。
「うぐ……せまっ…………だけど、まけるかぁ…………!」
文字どうり揉みくちゃにされた俊吾だったが、何とか最前列に到着した。
「うわぁ……すげ…………」
それ以上の言葉が出てこなかった。目の前のラファールリヴァイブは、圧倒的存在感と見るものを魅了するオーラを放っていた。
俊吾は何も話さず、何も考えず、ただただリヴァイブを見つめ続けた。感無量とはこのことだろう。
どのくらい見つめ続けていただろうか。ふと、意識が元に戻った時には人ごみの中にいることを思い出し、後ろからも押されていることを思い出した。
「そろそろ、戻ろうか……」
そう呟いた時、急に後ろから強く押された。
「うわっ!」
目の前には、リヴァイブしかないのでバランスを取るためリヴァイブに触れてしまった。
「やべ……はやく逃げないと…………」
勝手に展示物に触れたとなれば、スタッフにどやされる。そう思い、俊吾は早くその場から逃げようと思った。
―――キュゥゥゥゥゥン
突然、機械音が鳴り響いた。
「何だ、この音?」
次の瞬間、頭の中にとてつもない情報が流れ込んできた。
シールドエネルギ―――ok
ブースター出力―――ok
拡張領域内の武器―――ok
出力―――ok
システム―――オールグリーン
一体、何が起きたのか分からなかったが、次第に何が起きたのか分かってきた。
「…………もしかしなくても、ISが反応した…………?」
頭の中に流れてくる情報は、どれもISに関することば
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