第41話 幾ら欲しくても限度は守ろう
[10/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
う。他にもなのはやはやてもゲラゲラと笑っているのが見えた。
「くそ、これがトラップかよ。幾ら何でも酷すぎるだろ」
愚痴る土方であったが、仕方ない。これもトラップなのだから。
「さて、次は俺だな。ま、あんなパンツ一丁みたいな姿にはならないように気をつけるか」
そう言いつつ銀時はダイスを振る。何と、出たのは【6】であった。
「おっしゃぁ! ついにギャンブルの女神様が俺の元に降臨して下さったんだなぁ!」
意味不明な事を言いつつも銀時はマス目を渡る。途中で土方に対しアッカンベーをしたのは余談ではあるが、そのまま6のマス目へと着地する。
すると、またしても発光し、モニターが表示される。
【ドラゴンに挑み返り討ち! HP1まで低下】
「うげええええええええええええ!」
更に酷いトラップであった。そんな銀時の元へ突如ドラゴンが上空から飛来し、猛烈な火炎を容赦なく浴びせてきた。そのマス目から逃げる事が出来ず、そのまま無残に丸焼けとなってしまった。
その際に、銀時の断末魔の悲鳴が聞こえてて来たのは言うまでもないのだが。
そして、ドラゴンが飛び去った後、其処に残っていたのは前進包帯まみれとなりアフロヘアーとなった銀時が松葉杖片手にギリギリで立っている姿であった。
「ひ……ひでぇ……」
涙を流しつつそんな事を呟く銀時。なんともシュールなゲームであった。
「それじゃ、次は私の番ね」
次にダイスを振ったのはシャマルであった。因みに出た目は【2】である。
そのまま2マスを進むが、今度のマスは全く発光しなかった。どうやら外れのようだ。
「ホッ、良かった」
安心したのか溜息を漏らすシャマル。しかし、画面が地味だったが為か会場では不満の溜息が漏れているのは余談だったりする。
「よぉし、それじゃ次は私だねぇ!」
意気揚々とダイスを振るなのは。しかし、その結果出た目は【1】であった。
「あぅぅ」
マス目の酷さに愕然とするなのは。そのまま隣の1マスへと移動すると、これまた床が発光しだす。そしてモニターが映りだす。
【道端に徳川埋蔵金を発見! 所持金1万Gアップ!】
「キャッホーーイ! 何だか分からないけどお小遣い増えたぁ!」
とても嬉しそうにはしゃぐなのは。まさかまさかの展開に土方と銀時の双方が恨めしそうな目で見ている気がしたが、なのはは別に気にしてはいない。
「次は私の番アル!」
さて、先ほどの様なラッキーが出るのか? そんな感じで神楽がダイスを振る。
出た目は【5】だった。そんな訳で5マス進むと、またしても床が発光しだす。
【モンスターハンターへと転職。マイターン戦闘が発生し、勝利すれば所持金アップ!】
「ぬおぉぉ! 念願の職ゲットアルゥゥ!」
「っておい、それじゃ今の俺達全
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ