第41話 幾ら欲しくても限度は守ろう
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ムはこちら!【ダイスでRPG】ロールプレイングゲームとボードゲームの合作と言う画期的な内容のゲームとなっております。尚、今回のゲームに限り、上位者は先の6名の中からサポート要因として好きな人を一人つける事が出来ます!」
所謂救済処置と思わしき方法であった。まぁ、予想外の事態が連発してしまった以上仕方ないと言えば仕方がないのだろうが。
「それじゃ、私はお父さんとやるね」
「おう、俺達のコンビなら優勝間違いなしだぜ!」
なのはは当然銀時とコンビを組む。親子の絆に勝る物はない事を自負しているようだ。
「それやったら私はトシ兄ちゃんにお願いするわ」
「フッ、頼まれちゃしょうがねぇ」
口ではいやいや言いながらも内心嬉しそうな土方。
「うっし、ザッフィー! 私とやるアル!」
「む、1回戦と同じ組み合わせとなったか」
神楽は適当にザフィーラを使命。どうやら犬になれると言う事に決めた道理があるようだ。
「それじゃ、私は新八君と一緒にやろうかしら」
「よ、宜しく」
半ばはにかみながらもシャマルの隣に歩み寄る新八。やはりリリカルキャラは誰でも美形なので緊張しているのだろう。それとも、只の思春期の現れであろうか?
「それでは、メンバーが決まった所で、大決勝戦の開始でぇす!」
開始と同時に指定された8人のキャラが画面に表示されたボードへと転送されていく。
その世界はRPGで良くある中世の世界を彷彿とさせた世界であった。
そして、その世界の上に多数のマス目がつけられている。どうやらこの上を渡って移動するのであろう。
「ルールは簡単。自分のキャラクター、もしくはサポートキャラクターがゴールにたどり着いた時点で。そのコンビの優勝となります。ですが、このゲームには多種多様なトラップなどが用意されていますのでご注意して下さい」
店長の注意を言われ、それを聞いていたのか、はたまた聞き流していたのかは微妙だが、とにかくゲームがスタートされた。
***
「うっし、まずは俺だな」
第一番手は土方であった。ダイスを振りマス目を見る。出たマス目は【3】であった。
「3か、微妙な数字だな」
出た目に半ば不満感を抱きながらも、土方は3マス先に進む。すると床のパネルが突如光だし、土方の前にモニターが現れた。
【株に失敗! 所持品全て没収!】
「なんじゃこりゃあああああああああああ!」
いきなりとんでもない物が表示された。そして、それと同時に土方のキャラクターが発光し、それが止んだ途端、何と土方のキャラクターは哀れパンツ一枚となってしまったのである。
「ぶはははは! 何だその格好! めっちゃ哀れだぜぇ」
「ダサいアル! マジでダサいアルよぉぉ!」
ここぞとばかりに銀時と神楽が笑
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