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駄目親父としっかり娘の珍道中
第41話 幾ら欲しくても限度は守ろう
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の腕前はかなりのもんやと自負しとるんやでぇ」
「ま、参りました……考えてみたら僕、ゲームあんまりやってなかったんだっけ―――」
 素に戻った為か何時もの新八に戻っている。それにしてもやはりゲームとか遊び関連はやはりお子様の方が断然強い、と言うのが証明されたと思われる。
 そんな感じで順調? に回を重ねていき、遂に最後の第5回戦へと話が進んだ。
「第5回戦は……【THEロボゲー】その名の通り巨大ロボットを操縦して貰う新感覚のアクションゲームとなっております」
「よりによってこんなゲームかよ」
 愚痴りながらも銀時が壇上へと上がった。
 そして、最後の一人と言う訳でシャマルもまた同じく壇上へと上がるのであった。
「あら、銀さんとの組み合わせなんて珍しいわね」
「そう言えばそうだな。この際だからさっさと終わらせて帰りたいよ俺は」
 何所へ行ってもやる気の欠片もない銀さんだったりする。そんな訳でコントローラーを握る。
 銀時は白いロボットを操り、シャマルは緑色のロボットを操る。
 え? 説明が不十分だって? もう面倒だからこれ位で勘弁して下さい。
 そんな訳で、早速ロボゲーをプレイしようとした途端、問題が勃発した。
「ちょっ、何だこれ? 操縦し難いぞ!」
 いきなり操作の面で四苦八苦している銀時であった。どうやらこのゲーム、コントローラーの端についているL・Rボタンと両足が連動しているようだ。特にゲームなんてやってこなかった銀時にいきなりこの難解な操縦は無理と言えた。
 それに対し、シャマルはすぐに慣れたのか綺麗に前進している。
「ちょっ、お前、慣れるの早すぎ!」
「ホホホッ! 操縦に不慣れな貴方自身の腕前の悪さを呪いなさい!」
 ハンドルを握ると性格が変わるみたいに豹変したシャマル。そのシャマルの操る緑色のロボットが不慣れな動きの白いロボットを忽ちボコボコにしていく。
 もう、軽くリンチであった。緑色のロボットが殴る蹴るをするのに対し、白いロボットはただされるがままの状態となっており、最終的には一撃を入れる事も出来ずそのまま撃沈。
 逢えなく銀時の敗北となってしまった。
「くそぉ、俺ぁゲームなんざやった事ねぇんだよ!」
「ウフフ、負け惜しみはみっともないわよ。可愛い娘さんの見てる前で恥ずかしいと思わないの?」
「るせぇ! 俺はなぁ、常に負け惜しみと言い訳だけは絶やさないように生きてんだよ!」
「どんだけ情けない生き方してるのよ貴方は」
 流石に呆れ果てるシャマルだったりした。
 とにもかくにも、そんな訳で先ほどの10名から事情はあったが、とりあえず4名に絞る事が出来た。
 本来なら5名に絞る筈だったのだろうが、まぁそれはそれとして置いておくとしよう。
「さて、それでは大決勝戦と行きましょう。挑戦して貰うゲー
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