24限目 清涼祭 1日目 午後
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で」
「「「「「え?」」」」」
吉井が入った教室それは2−A、姫路たちのいる教室である
それはあまりに衝動の再会だった。居ないと思っていた明久が、もう会えないと思っていた明久がこうやって今目の前に居ることが信じられなかった。
「あ、明久君?」
「・・・・僕は吉井明子で、、、す」
最後までしらを切るつもりなのだ。でももういみないだろう
「ふざけるな明久。バレバレだ」
「ふぅ。それじゃあ」
スタスタ←さりげなく教室のドアに近づく
ガラガラ←ドアを開く
「う、うちは吉井明子です。決して吉井明久じゃなんかありません!」
バタッ!←ドアを思いっきり閉める音
バタバタッ!←逃げる足音
「「「・・・・・・・ってふざけるな!!!」」」
「なにが「僕は吉井明子です」だぁ!」
「やはり明久はここにいたのじゃのう」
「・・・・・・・(コクコク)」
「え?何言ってるんですか?今の明久君なんですか?でも今のは女の子ですよね」
たまに姫路は明久並に鈍感で同レベルの会話能力になることがある。でも今のは・・恐らく衝撃すぎて処理不能になってしまったのだろう
「ムッツリーニ。探せるか?」
「・・・・少し時間がかかる」
そしてムッツリーニは自分のロッカーからパソコンを二台だし、パソコンで学園中に仕掛けられた監視カメラと盗聴器を調べ始めた。そして
「・・・・分かった、今明子はここに居る」
「よし、行くぞムッツリーニ」
「・・・・承知」
「ウチも行くわ」
さすがの島田はさっきの明子は明久とちゃんと分かったらしい。でもやはり少しパニックになっていた
「だめだ!島田たちはここにいてくれ」
「でもアキがいるんでしょ?」
でも雄二は島田が行くのを拒んだ。なぜならもし明久を捕まえて本音を聞きだそうとしたとき姫路や島田が居ればまた、逃げ出すに決まっている。だから島田たちは連れて行けないのだ
「ちゃんと捕まえて連れてきてやるから待ってろ」
「・・・・分かったわよ」
しかし雄二たちは結局、明久(明子)を捕まえることはできなかった。明久の件がうやむやなまま文月学園清涼祭一日目午後の部が終わった。そして雄二たちは学園長から竹原の復讐計画の事を聞かされた
「本気か、あのやつ」
「でも、わしらだけで大丈夫なのかの?」
「心配ないさ。こっちにはもう一人助っ人が居るからねぇ」
それはもちろん明久のことである。実質対抗できるのは明久だけだろう
「それは明久のことか?」
雄二の質問に学園長は驚きを隠せなかった。
「なんで吉井のこと知っているんだい?」
「やっぱりあいつ居るのか」
これで雄二たちは明久の存在は明白になった
「学園長!!竹内からこんなものが!!」
『
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