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黒子のバスケ 無名の守護神
第十九話 苦手な人
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たった。
僕もかなり疲れた。
「ってぇー。」
ヤバい。
火神が足を痛めたよ。
「おーおー。マジでいるよ。おまけ付きで。さつきの情報網ってやっぱすげーわ。」
この声はまさか!
「火神大我・・・だろ?相手しろ。試してやる。」
やっぱり青峰くんか〜。
でも何で来たんだろう。
今の火神では相手にならないことくらいわかっているはずなのに。
火神は僕にまだ勝てない。
僕は青峰くんより弱い。
「火神。がんばって。僕にはこれしか言えないからね〜。」
と応援をした。
勝てる可能性は0に等しいはず。
でも本の少しの望みにかけてあえてとめない。
「コイツの次はオマエだからな。アップしておけよ。」
「えっ?あっ、うん。」
「オイオイ。しっかりしてくれよ。オマエは五人(キセキのセダイ)副主将(セカンドキャプテン)だったんだからよ。」
いつの話をしているんだろう。
もう結構たつのに。
「わかったよ。」
僕は少しアップのために運動を開始した。



「そう言えば水野くんは練習に来てる?」
「水野くんですか?たまに休みますね。」
月に10回は休んでいますね。
と言うことは
「すいません。3日に一度休むペースです。」
「そーなんだ。中学の時と変わらないね。」
「はい。でも水野くんは練が参加するときはチームの士気がたかまります。」
帝光中バスケ部のときから水野くんの存在感は大きかったです。
「やっぱりそうなんだ。・・・だから赤司くんは水野くんを副主将(セカンドキャプテン)に選んだのかな?」
「たぶんそうだと思います。でも赤司くんのことですからそれだけではないと思います。」
赤司くんは誰も思わないようなことをしますから。
でもそれがいつも正しかったです。
「そう言えば水野くんもたまに変な行動をとっていましたよね?」
「そうだったね。」
「試合の日にバッシュを忘れて僕のを借りたことが有りました。」
「私は練習着を忘れたときに(その日の体育で使った)体操着を貸したことがあったよ。」
すると先輩たちのほうから何かを感じた。
「水野くんはどこにいるのでしょうか?」



「話になんねーな。オマエ、本当に緑間に勝ったのか?」
火神が負けることは予想していたけどここまでやられるなんて。
足の怪我を考えてもヤバすぎる。
怪我が完治したとしても今のままでは勝てない。
「あー。そうかテツがいるのか。だとしたら不憫だぜ、まったく。ショウもそう思うだろ。」
「そうだね。」
そんなの言われなくてもわかってるよ。
「アイツは影だ。影は光が強いほど濃くなる。つまり輝き次第でアイツは強くも弱くもなる。」
そしてまたも青峰くんは火神を抜いた。
「オマエの光は淡すぎる。」
負けた。
予想を遥かに越えて火神は負け
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