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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0331話
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ど。ネギの才能が仇になった感じか」
「で、仮契約のおかげでネギ君の石化は解除されて私達に被害は無かったけど……」
「けど?」

 聞き返すと口籠もる円。変わって美砂が口を開く。

「その、刹那さんの翼があったでしょ? 何か烏族とかいう種族とのハーフらしいんだけど……その翼を見せるのは一族の掟に反するとかで私達の前から姿を消そうとしてたのよ。まぁ、ネギ君とこのかが説得して事なきを得たけどね」
「それなら一件落着……なのか?」
「まぁ、そんな感じ。石になってた人達もここの人が戻ってきて朝倉達も含めて元に戻してくれたし。それと今回の首謀者の天ヶ崎って人と、ついでにアクセル君やネギ君と同い年くらいの子供は捕まえたらしいよ。それ以外は逃がしたようだけど」

 取りあえずはなんとか無事収まった、か。……そうなると残るのはこの2人の処遇か。
 円と美砂の2人から少し離れ、改めて2人へと視線を向けて口を開く。

「円、美砂。お前達2人は魔法という裏の世界の事を知ってしまった。俺が提示出来る選択肢は2つだ。1つ、魔法に関しての記憶を消されて元の生活に戻る。2つ、自らの意志で魔法へと踏み込む。……ただし、今回お前達も経験したように魔法に関して踏み込むとなると少なからず裏の世界と関わらないといけないだろう。好むと好まざると、な。特に俺は麻帆良ではイレギュラーな存在だし、魔法関係者の間でナマハゲ的な扱いのエヴァとの交流もある。それにネギもネギで問題を抱えている」

 俺の説明を聞いていた2人だったが、顔を合わせてお互いの意志を確認すると小さく頷き、こちらへと顔を向ける。

「そんなの決まってるじゃない。魔法に踏み込む、よ」
「円の言う通りね。それに記憶を失うとなると、色々と大事な思い出も消えちゃいそうだし……ね」

 と、流し目で俺の方を見てくる美砂。

「ちょっと、美砂。あんたも……」
「失礼します、何やら旅館の方で騒ぎになっていると連絡が来てるのですが」

 円の声を遮るようにして茶々丸が声を掛けてくる。詳しい話を聞くとなにやら詠春の用意した式神が色々と暴走しているらしい。
 その後は特に詳しい話をする暇もなく、詠春の部下が運転するバスに乗って旅館へと戻るのだった。

 ……ちなみに、式神は何故か俺を中心にしたハーレムを形成していた。当然俺に関係のあるメンバーだけじゃなく、神楽坂、近衛、桜咲、朝倉といったメンバーもだ。ただ、その中でもネギと宮崎の式神はイチャイチャとして周囲から生徒と教師の禁断の愛!? とか騒がれていたとか何とか。まぁ、何とか誤魔化せたんだが。





 旅館に戻って数時間。俺は自分の部屋……では無く、あやか達1班の部屋で休憩していた。いや、俺自身は関西呪術協会の本山で目を覚ましてからはすこぶ
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