魔法先生ネギま!
0331話
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西呪術協会の本山、か?」
そう、確かあの時俺はリョウメンスクナノカミを吸収して、いつものように……いや、それ以上の体調不良に襲われた。そしてフェイトが……
「アクセル君、起きてる?」
そんな風に思いだしていると、突然声を掛けられる。一瞬警戒しようとしたが、すぐにその声が誰のものだったかを思い出して口を開く。
「ああ。入っていいぞ」
「お邪魔しまーす」
「あ、起きてる起きてる」
そこにいたのは、円と美砂。俺が仮契約を結んだ相手だった。
「無事だったか?」
俺のその言葉に円が、がーっとばかりにこちらへと迫ってくる。
「それはこっちの台詞だよ。全く、鬼や月詠とかいうのを追っ払って皆でアクセル君達の所に行ってみたら、アクセル君は気を失ってるしネギ君は身体が石化してるし……全く、どうなる……か…と」
俺と話しているうちに、その時の様子を思い出したのか円の瞳からポロリと涙がこぼれ落ちる。
「本当に、折角自分の気持ちが分かったのに……アクセル君が死ぬかと本気で思ったんだからぁっ!」
円が俺に抱きつきながらしゃくりをあげている。
「悪かったな、ほら、俺は大丈夫だから」
5分程その背を優しく撫でていると、ようやく落ち着いたのか照れ笑いを浮かべながら俺から離れる円。
「あのねぇ。2人だけでいい雰囲気の所を悪いんだけど、私を忘れないで欲しいなーって。私だってアクセル君を心配してたんだけどなぁ」
美砂が拗ねたように呟いたので、思わず苦笑してその肩を軽く叩いてやる。
「美砂も、悪かったな。俺はもう平気だ」
自分でも不思議なくらい身体の調子は絶好調なのだ。
「それで、ネギが石化?」
「え? あ、うん。何かアスナが敵の攻撃から身を挺して守ったらしいんだけど、それでも完全じゃなかったらしくて……」
その言葉に思い出す。確かに俺の魔法で消滅したと思ったら、次にはネギの近くに出現して何かの魔法を使っていた。恐らくあの時だろう。
「……で、ネギは?」
「その、このかが仮契約をして何とかなったみたいだよ」
仮契約、か。まぁ、この場合はしょうがないだろう。あの場にいた中で石化を解除できるような魔法使いはいなかったのだから。魔法使いとして桁外れの実力を持っているエヴァにしても吸血鬼という種族特性上回復魔法は苦手らしいし。……いや、待て。
「別にその場で仮契約をしなくても、ここの術者が戻ってきてから石化を解除すれば良かったんじゃないのか?」
俺の言葉に2人共が首を振る。
「ネギ君は魔法耐性? とかいうのが無闇に高いらしくて石化する速度が遅かったんだって。それで首が石化したら呼吸が出来なくなって死ぬって事だったらしくて」
「なるほ
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