外伝
if sts編
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「痛ッ! 主はやて! イタイイタイ!! お願いしますはなしてくださアァァァァァァ……」
シグナムの抵抗も虚しく引きずられていく、その光景は戦ってる時のシグナムからは全く想像できない。
もっとも、戦ってないときはうっかり侍だが。
家の中に入っていく2人と入れ替わるようにザフィーが出てくる。ザフィーははやてが吹き飛ばしたドアを拾い、無言で直していく。その背中は哀愁が漂っていた。
「明日飲みに行こうぜザフィー……」
「……ああ」
相変わらず八神家のヒエラルキー最下位はザフィーみたいだった。
八神家から喰べ歩きながら自宅に戻る。
「ただいま〜」
玄関で帰宅の挨拶をすると奥から返事が帰ってくる。
「おかえりなさいアナタ、今日はごはんにする? ライスにする? それともお・こ・め?」
全部米じゃないですかやだー。
「今日の料理は自信があるの」
それは楽しみだ。腹2分ほど残しておいて正解だったな。
玄関で話してるとリビングから小さな影が走ってくる。
「パパ〜! お帰り〜!」
娘である。可愛い可愛い娘である。
走って来た娘を受け止め、抱き上げる。
「えへへ〜♪」
んひょぉぉぉぉぉかわええ!! なんて可愛いんだ吾輩の娘は!! 娘のためなら世界を敵に回せる!!
ああ、スリスリスリスリクンカクンカクンカスーハースーハーサイコウヤー!!
「ほら早くしないとご飯が冷めちゃうわよ」
「は〜い」
料理を並べてた嫁に呼ばれ、娘と共に向かう。
「ああ、分かったよリニス」
吾輩は今とても幸せである。
「ねえ、アナタ……このキスマークはなんですか?」ゴゴゴゴゴゴゴ
シグナムゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!?
「待つんだリニス!? それはうっかり淫ピン侍の――」
アンギャァァァァァァアッァァァァァァァァアアァアァ!!!?
今回の食事
レストラン全メニュー
商店街の食べ物
リニスの手料理
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