第75話
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複数で囲むんだな。」
「あなたの能力は規格外だというのはこのわたくし達が身をもって体験しています。」
取り囲んでいる生徒達にはあの時、勝負した三人の生徒達もいた。
「そういう訳です。
不本意ですが、複数で相手をさせていただきます。
あなたがいれば、この競技は負けてしまう可能性がありますので先にあなたを倒す事にしました。」
「よく能力が飛んでくると思ったが、あれは狙って撃っていたんだな。」
「あれで倒せれば良かったのですが、そうは簡単にいきませんでしたわ。」
婚后は自分の持っている扇子の先を突きつけて言う。
「さぁ、行きますわよ!!
覚悟してくださいまし!!」
婚后の発言を合図に周りの生徒達の能力が一斉に麻生に集中する。
だが、そんな状況でも麻生は小さく笑みを浮かべていた。
「足りないな。」
そう麻生は言った。
「俺を足止めするつもりなら、此処にいる常盤台の生徒全員引っ張ってくるんだったな。」
意外にも麻生も麻生でこの競技を楽しんでいるのだった。
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