暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
二十話:六歳の邂逅
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う、私!そうでしょ?そう、思うでしょ!?」

 抱き上げられた状態で、興奮して捲し立てる私。
 同じテンションで応じる、イケメン美女(わたし)

「これなら、全方位ハーレムも!全く以て、夢物語などでは無い!!」
「当然!!」

 ああ、なんて頼もしい……!
 言い切ってくれました!

 努力さえ、努力さえ怠らなければ!
 この域に、確実に、辿り着けるのね!!

 盛り上がる私()()を、モモが不思議そうに見つめてます。

 どの辺で判別してるのかわからんけど、サイズの違う、同じ人間が二人いるわけだからね!
 気配に敏感な元野生生物としては、混乱もするよね!

 『私』が私を下ろしてしゃがみ込み、モモを撫で回します。

「びっくりさせてごめんね、モモー!お前にも、会えて嬉しいよー!」

 なんか変な顔をしながらも、撫でられてゴロゴロ言ってしまうモモ。

 説明してわかるものなら、説明してあげてもいいんだけどねえ……。
 とりあえず今は『私』の撫でのテクニックに、誤魔化されてくれ!

 モモが完全に落ちたらしいところで、『私』がモモを離して立ち上がります。

「さて。時間も限られてることだし、さっさと始めようか」

 そうなんですよ!
 そのために、ゴールドオーブの入手にこだわってたわけですからね!
 壊されるだけのものなら、別に私が入手しておく必要も無かったわけですが。
 私が入手しておかないと、『私』が私に会いに来てくれないからね!

「場所は、どうする?」

 一応自分のホームなのに、『私』に聞いてみる私。

 その辺の物陰とかが妥当なとこだと思いますが、村の子供と物陰にいるとか、いくら美女でも怪しいよね!
 見つかった時を考えると!

「家でいいでしょ」

 さらっと提案する、『私』。

 ……いいの?
 ゲームでも、家を訪ねても、特にどうもならなかったけど。

「サンチョは懐柔できるし、将来バレても問題ないし。パパンは、どうせ信じないからさ。大丈夫だって」

 『私』がそう言うなら、そうなんだろうね。
 じゃあ、まあ、いいか。


 そんなわけで、未来からゴールドオーブの回収に来た『私』と、そんな不審人物にすっかり懐柔されてしまったモモを連れて家に向かう、私。

 ホントに、大丈夫なんでしょうね?
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