第五章 StrikerS編
第百三十話 『ティアナとのお話(前編)』
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Side シホ・E・S・高町
…オークションが終了し、色々な報告が行われている最中。
ティアナはやはり暗い表情のままだった。
あれはいけない。
このままだったらティアナは心を病んでしまう。
「報告は以上かな?
現場検証は調査班がやってくれるけどみんなも報告してあげてね。
しばらく待機して何もないようなら撤収だよ」
「「「「「はい」」」」」
フォワードのみんなは、なのはの言葉に返事を返すがティアナだけは返事がない。
それでなのははティアナと少しお話をしようと言って二人で歩いて行った。
私も行きたかったけど、今はなのはに任せてみよう。
それからしばらくしてなのはは戻ってきた。
「…なのは。ティアナはどうだった?」
「うん。もう無茶はしないって約束はしてくれたよ」
なのははそう言って笑うけど、きっとティアナは納得はしていない。
あの子は昔の何度鍛えても腕が上達しなかった私にかぶる。
それになにか思いつめているものがあるのだろう。
やっぱりティアナのお兄さんの事で思いつめているのだろう。
それでフッ…と一緒に調査報告をしているスバルとティアナに目を向ける。
見れば今は元気にはなったけど…やっぱり私の勘が訴えている。
このままだとティアナはまた間違いを侵すかもしれないという予感が。
と、そこにフィアがやってきて、
「兄さんは相変わらずですね〜」
「ユーノと会ってきたの?」
「はい。今はフェイトと話をしています」
「それじゃ私達も会ってきましょうか」
「そうだね、シホちゃん」
それでティアナの事は今は一旦置いておいてユーノと話をしに行った。
そしてユーノと会話を始める。
フェイトが、
「アコース査察官が戻られるまでユーノ先生の護衛を頼まれているんだ。なのは、交代お願いできる?」
「うん。了解」
「それじゃ私達はお邪魔かしらね?」
「そうですね。私達はランとレンと一緒に現場検分をしていましょう。兄さん、頑張るんですよ?」
「フィア、からかうなよ!」
「あはは。それじゃです」
それで私とフィアは一緒にランとレンと現場検分を行うのだった。
なのはとユーノは和気藹々と話をしている。
いい雰囲気ね。
でも二人共私ほどでもないけど鈍いからまだ当分は仕事一筋かもね。
その最中、
「…ラン。それにレン」
「はい?」
「なんですか、シホさん…?」
「ティアナなんだけど…二人でちょっと見てもらっていいかしら? 少し不安なのよ」
「わかりました!」
「任せてください! しっかりと見ておきます」
「何かあったら報告よろしくね?」
「「はい!」」
これで一応安心だけどまだこれからだな。
状況がひどくなる前に言葉はかけといた方
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