兄妹喧嘩〜
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」
そう言うとレコンは慌ててシャキッとなる。
「そ、そうだ。僕にはリーファちゃんが・・・!」
「くす・・・面白いね、キミ」
・・・その時、リーファと・・・キリトが飛んできた。
「・・・ぶつかったか?リーファ」
「うん・・・文字通りに・・・ね」
俺はあえて何があったか深く聞かなかった。さて、俺達は再び世界樹に挑もうとする。間近で全ての戦闘を見続けたユイとリパルに話を聞くと、どうやら騎士の強さはあまり無茶なものではなく、一、二撃で倒せるらしい・・・が、ゴールに近づくにつれ、ポップする量が増え・・・最終的には秒間十二体だそうだ。普通に考えれば攻略不可だが・・・そこでSAOのデータを引き継いだ俺達の出番だ。二人が言うに瞬間突破力ならいけるかもしれないそうだ。・・・そして、猶予がないかもしれないと判断したキリトの意思で、急いで内部に行く。
「亞莎・・・いいのか?」
人解を装着した亞莎が頷く。
「はい。足手まといかもしれませんが、微力ながらお手伝いします」
「詠・・・無茶はすんなよ」
「何回同じこと言うのよ。ボクが咲に言っても無茶するくせに」
「む・・・」
「サキ、助けたいと思ったんなら、必ず助けなさい。いい?」
「・・・わかった」
翅を持たない二人は上手く跳んでやるらしい。基本的に亞莎と詠とレコンとリーファが援護、俺達三人が突っ込む。
「・・・行くぞ!!」
キリトの掛け声で俺達は一気に地を蹴る。リーファとレコンは地面近くで回復に専念。俺達は真っ正面から迫る騎士を・・・一撃で斬り伏せる。確かに一匹一匹は強くないようだ。だが・・・
「マジかよ・・・」
既に大量の騎士が出現していた。ふと意識が逸れた瞬間に横から騎士が・・・!
ストン!
「っ!」
「亮さんたちの邪魔はさせません!」
壁を蹴って暗器を投げ、動きを止めた騎士に向かって・・・亞莎は拳を突き出した。
ガシャァン!
鎧を粉砕。亞莎は騎士の残骸で跳ぶ。・・・すげぇ。・・・その時。
「レコン、逃げて!」
「ーーーー!」
気づけば騎士の大半が俺達ではなく、レコンにタゲが向いていた。・・・どうやら気づかぬ内に騎士は回復の二人を狙っていたようだ。
「くっ、間に合わない・・・!」
詠が歯を食い縛る。・・・いや、間に合ったとしても・・・この状況、誰も助けにいけない。少しでもタイムロスをすれば新しい騎士に道を阻まれ、クリアは不可能だ。それを理解したからこそ、レコンはあえて弱いが広範囲に放てる魔法でできる限り自分にタゲを集めていた。
「・・・っ!」
そして、ついにレコンが追い詰められたと思った時・・・彼の身の回りに紫の魔方
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