暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0330話
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者もお願いするでござる」

 3人……気絶しているネギもいれると4人が俺の側に来たのを確認してスライムをドーム状に展開させる。その際チラリと上空を確認すると、そこには近衛を横抱きにした桜咲の姿もあった。空中にいる以上あちらは問題無いだろう。
 ドーム上にスライムを展開した為、周囲は銀色一色で全く周りの様子が分からない。だが、そんな状態でもガンッ、ガンッというリョウメンスクナノカミの破片がぶつかっている音が聞こえてくる。
 ……いや、待てよ。どうせなら。
 ふと思いつき、ドームへと降りかかってくるリョウメンスクナノカミの破片を弾くのではなく吸収していく。その状態のまま十数秒。ようやく音がしなくなったのでスライムのドームを解除して空間倉庫へと戻した。
 他の面々も安堵の溜息を吐きながら周囲を見回している。湖の中央にあった舞台は殆ど跡形もなく破壊されており、その部品が水に浮かんで漂っている。……そう言えば天ヶ崎がいないが……まぁ、いいか。

「あれ、アクセル君? それに皆さんも……どうしたんです?」
「おろ、気が付いたでござるかネギ坊主」

 丁度タイミング良くネギも意識を取り戻したようだ。……と言うか、タイミング良すぎないか? まさか面倒くさくて気絶したふりをしていたなんて事はないだろうな?

「具合は?」
「え? いえ、僕は……っ!? そうだ、確か皆が石に……皆は無事なんですか!? 強硬派の襲撃は!」
「落ち着け。もう解決したよ」

 くいっとばかりに、上空に浮かんでいるエヴァの方へと視線を向ける。そこではどこか居心地の悪い表情をしたエヴァの姿があった。

「キャアアアアアアアアッッッッッッッッ! ちょっ、あれ!」

 そんな周囲に響き渡ったのは神楽坂の声。そちらへと視線を向けると、なんとリョウメンスクナノカミの生首が氷漬けになった状態で湖に浮かんでいた。おまけに氷漬けにされてはいてもまだ死んではいないのか、目が鈍い光を放っている。

「……ま、いいか。スライムっ!」

 空間倉庫から現れたスライムが湖の上を滑るように移動し、氷漬けになっている生首を包み込む。

「SPブースト!」

 そして俺のSPブーストの効果により、ものの数秒で吸収が終了する。
 だが……

 ドクンッ!

「ぐぅっ、やっぱり来たか」

 今までにも幾度となく襲われたその違和感。仮にも神と呼ばれる存在を吸収した影響なのか一際激しいソレに襲われる。俺の中にナニカが入ってくる感覚。それもとめどなく、途切れる事もないかのように。例えるのならコップにプールの水を無理矢理入れていくような感覚と言えばいいのか。だが、何故かそのコップ、即ち俺の身体は本来は溢れて零れる筈の水を際限なく飲み込んでいくのだ。まるで注がれた水によってコッ
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