幕間
Trick-03_だから 今は私に甘えなさい
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たけど、
こんな暴力を振るう奴に家族を渡せない。
そう思うと簡単に覚悟を決められて馬鹿共を撃退した。あっさりと。
暴力じゃなくて、美雪を守るために戦った。そう思ったから簡単に勝てたんだと思う。
暴力には違いないから出来るだけ自重しますがね。
そして僕はいつの間にか学年を通り越して学校の番長(死語)になっていた。
勝ち続けた中で最上級生の番長(自称)がいたせいで、その人や仲間の人と
廊下ですれ違うたびにあいさつされる。
そのせいで周りの人たちもそういう認識をし始めた。
ダレカタスケテクダサイ・・・・
もう一つ変わったこととして、美雪だけじゃなく僕もモテるようになった。
成績は学年トップクラス、スポーツ優秀、けんかも強い。
そんな僕は色々な女の子から告白されるようになった。
まあ、確かに優秀な(自分で言うな)男の子はモテると思うけど
女子の皆さん、もう少し相手を選ぼうよ。こんな男のどこがいいのやら・・・・
学校からの帰り道。
美雪(自称、妻)の前にも関わらず告白してきた子がいて、僕はそれを
いつも通り丁寧に断った。
孤児院の友達(1つ年上のモテ男)に相談したら
「断るときに相手を傷つけないことだけは忘れちゃ駄目だ」
とアドバイスをもらった。
今回も
「ごめんなさい。気持ちは嬉しんだけど、あなたとは付き合えない理由があります」
と丁寧にお断りした。
なんで僕がモテるんだろう? 帰り道にそうぼやいていたら
「ん♪ 信乃、自覚ないからね♪ 信乃って意外とかっこいい顔してるんだよ♪
私も最初は一目ぼれだったし♪」
美雪に言われたけど納得いかない。ってか3歳に一目ぼれってあるのか?
・・・・・僕は美雪を最初から可愛いとかと思ったけど、その事は棚にあげる。
「でも浮気は許さないよ♪」
「はいはい。って僕が浮気しそうな状況にあるのに嬉しそうだな?」
「別に心配はしてないから、信乃だもん♪ 言ったのはこのセリフを一度
言ってみたかっただけ♪
それに、自分の彼氏が持てるのって実はかなり嬉しんだよ♪」
「そんなもんか? それと僕はお前の彼氏じゃない」
未だに疑問が消えずに2人で帰り道を歩いていった。
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
孤児院に来てから1年ぐらい経過した。
学校で目立った立場になった僕だが、この数カ月でそれを訂正しようと
必死で地味に生きようと頑張った。無理だったけど。
そんな僕にいきなりすごい話が舞い込んできた。
「学園都市に行かないか?」
場所は孤児院の院長室。僕は院長に呼ばれて入ってきたら、スーツを来た初老の人が
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