ナイアーラトテップとの戦い U
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。パンドラさん。」
「勿論。私は、神と人の戦いがある場所には必ず現れる存在ですもの。・・・フフ、この子があたしの新しい息子ね。・・・って、また日本人!?最近どうなってるのかしら?」
現れたのは、少女。
幼くも蠱惑的なその少女は、倒れふした護堂を見つめながら、疑問を口にした。しかし、すぐに気を取り直したようで、世界に向けて宣言する。
「さあ皆様、祝福と憎悪をこの子に与えて頂戴!11人目の神殺し―――最も若き魔王となる運命を得た子に、聖なる言霊を捧げて頂戴!」
「いいえ、私が捧げるのは祝福と感謝のみ。憎悪など、とても向けられません。―――護堂さん。」
ナイアーラトテップは、光となって消えかけたその指で護堂の頬を優しく撫で
「貴方は、混沌と絶望を支配する邪神の権能を簒奪する、最初の神殺しとなります。誰よりも強く、賢くあれ。私はすぐに貴方の元へ戻ります。お元気で。」
「あらあら?恨み言の一つもないなんて、珍しい。惚れたの?」
パンドラの茶化すような声に、ナイアーラトテップはニッコリと微笑んで・・・
「はい!!!」
と、とてもいい笑顔で返事をしたのだった。
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