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カンピオーネ!5人”の”神殺し
ナイアーラトテップとの戦い U
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。パンドラさん。」

「勿論。私は、神と人の戦いがある場所には必ず現れる存在ですもの。・・・フフ、この子があたしの新しい息子ね。・・・って、また日本人!?最近どうなってるのかしら?」

 現れたのは、少女。

 幼くも蠱惑的なその少女は、倒れふした護堂を見つめながら、疑問を口にした。しかし、すぐに気を取り直したようで、世界に向けて宣言する。

「さあ皆様、祝福と憎悪をこの子に与えて頂戴!11人目の神殺し―――最も若き魔王となる運命を得た子に、聖なる言霊を捧げて頂戴!」

「いいえ、私が捧げるのは祝福と感謝のみ。憎悪など、とても向けられません。―――護堂さん。」

 ナイアーラトテップは、光となって消えかけたその指で護堂の頬を優しく撫で

「貴方は、混沌と絶望を支配する邪神の権能を簒奪する、最初の神殺しとなります。誰よりも強く、賢くあれ。私はすぐに貴方の元へ戻ります。お元気で。」

「あらあら?恨み言の一つもないなんて、珍しい。惚れたの?」

 パンドラの茶化すような声に、ナイアーラトテップはニッコリと微笑んで・・・

「はい!!!」

 と、とてもいい笑顔で返事をしたのだった。 

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