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SeventhWrite
一日目〜四日目
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の中には古びたノートが数冊と

「………なんで…………」

 一枚の写真と

「………どうして……ナイフなんかはいってるんだよ?」

 夢で見た物と同じバタフライナイフが入っていた。 


  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 そのナイフを見つけてから一体どのくらい固まっていたのだろうか、口の中の異常な渇きで唾を飲み込もうとするけど、それすら出来ない事に気付き、キッチンへと向かい水をコップに注ぎ一気に飲み干す。

「っぷは!…………何なんだよ…あのナイフは?」

 喉の渇きが癒えて少しずつ頭がまわり始めた僕は一番の疑問を口にしていた。どう考えても金庫の中にナイフを入れておく理由が分からないからだ。
 未だに自分の見たものを認める気にはならない、だけど金庫は開いたままでそのままにしておく訳にはいかないという気持ちもある。
「せめて、元通りにしとかないと……」
 そうすることでさっき見たものが幻覚だったんじゃないかと祈りを込めて。
 もちろんそんな事はなくて再び絶望するのだけど……いやそれだけじゃない、悪化した。

「うわぁぁぁ!!」

 再び金庫の中身を見て新しく気付いた、このナイフ……血がついてる!?
 バタフライナイフを開いて刃を出すとそこには赤く錆びたような汚れがついていた。
 何だよこれ、これはもう………目を背けてては駄目だ。
 僕は完全にこの金庫の中身を調べることを決心した。そして金庫に入っている写真を見る、母さんと見知らぬ男のツーショットだった。これが………母さんに浮気していた男か………
 引き裂きたい衝動を抑えてその写真を戻して、次にこのナイフについてのことが書いてあるだろうノートに手を伸ばす、全部取り出すと六冊あって一冊ごとにナンバーが書いてあり、まずナンバー1を開いた。


『×月×日
 私と彼の間に子供が出来てしまった。しかし、彼は別の女(ひと)との結婚が決まっている、この事を彼に伝える訳にはいかない、この子は私一人でも絶対に育て上げてみせる』

 …………最初の一文はそう書かれていた…………

 これで唐橋さんの言っていた事の裏付けがとれてしまった………
 湧き上がってきたのは怒りだ
 誰への?
 そんなの…………


 「っ分ぁっかんねぇよぉお!!」

  
 勢いに任せてコンクリート剥き出しの壁をぶん殴った、一発、二発、三発……そこで壁に付いた自分の血を見て頭が冷えた。
「なんなんだよ……一体……どういうことなんだ?」
 悪い冗談だ、こんなの、認められるか……いや……
 みっともなく慌てても意味ないじゃないか………だったら

 放り出したノートを拾い上げて、そのノートを読みだした。


  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 
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