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MASTER GEAR 〜転生すると伝説のエースパイロット!?〜
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「あ、あの! それで僕はこれからどうしたらいいんですか?」
何やら妙な感じになった場の空気を変えようとハジメが声を大きめにして聞くと、コロネル大佐はすぐに表情を引き締めて答える。
「はっ。この件を上層部に報告したところ『イレブン・ブレット少将と思われる人物を速やかにベット・オレイユに連れてくるように』という返信が返ってきまして、イレブン少将には当初の予定通り私達と同行してもらいたいと思います」
コロネル大佐の言った内容はハジメにも納得できるものだった。
軍からしたらゴーレムの群れを単機で殲滅できるハジメの力は決して無視できるものではないだろう。うまく軍に取り込むことができれば戦力に、少なくともゴーレム戦には使えると考えてもおかしくはない。
(それに僕もこの世界で生きるのだったら、お金とか住む場所とか必要になるし……やっぱりこの人達と一緒にいた方がいいよね)
自分でも驚くくらい前向きに、この世界で生きることを考えて結論を出したハジメは、コロネル大佐に頷いてみせる。
「分かりました。ベット・オレイユまでの道案内、お願いします。……それでコロネル大佐? すぐに出発するんですか?」
「いえ、我が艦には多数の損傷があり、すぐには出発できません。艦の応急処置を行い、先程のゴーレムとの戦いで要請した救助部隊と合流するまで三時間程かかります」
「そうなんですか。それだった僕、一度リンドブルムに帰ってもいいですか? あの艦の内部も調べたいですし……」
この世界に転生してすぐに二度のゴーレムとの戦闘に参加したハジメは、自分の艦であるリンドブルムの内部を全く把握していなかった。知っている場所といえばブリッジに第一格納庫、それに第二格納庫ぐらいだ。
「いえ、それはその……」
「あー……。もし僕が逃げ出す心配をしているんだったら、艦のクルーも来てもいいですよ? ほら、ファムさ……ルナール少尉にティーグル少尉、ラパン少尉もリンドブルムのブリッジに来ましたし」
コロネル大佐にハジメがファム達の名前を言うと、コロネル大佐は納得した表情となって今名前が上がった三人を呼ぶ。
「そういうことでしたら……。ルナール少尉、ティーグル少尉、ラパン少尉。聞いての通りだ。貴官らには今からイレブン少将の護衛を務めてもらう」
『はっ!』
コロネル大佐に命令を受けてファム達三人が同時に敬礼をして、ハジメ達四人はリンドブルムに戻ることにした。
それからしばらくして、ファム達三人と一緒にサイクロプスに乗ってリンドブルムに戻ってきたハジメは、艦内の通路を歩いて部屋の様子を見ていく。
「さてと……まずは少し休みたいから、休める部屋を探さないとな」
だが通路にある部屋は全て、何も置か
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