第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第47話:城内に入らねば何も出来ないのだが……
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だから“キン○マ”なんて単語を大声で叫ぶなよ」
「あら、やり手のウルフさんは男女差別がお好みなの?」
ムカツク口調で筋肉姫が噛み付いてくる……イヤな女だ!
「どうせ叫ぶなら、もっとエッチな言葉を叫べ! ○○○とか○○○とかさ!! ……ほらカモン!」
「ふ、ふざけるなバカ! お前死ねアホ!」
しかし上手なのはアニキの方……筋肉姫、顔を真っ赤に大激怒(笑)
流石アニキだ!
筋肉姫如きの暴言など簡単にやり返せるんだ。
きっと師匠の影響が大きいんだぜ!
「……でウルフ、その方法ってのは?」
アニキの作戦が気になるリューノは、筋肉姫との口論を遮り、先を促す様に話しかける。
まぁオイラも気になるし、早いとこ説明してほしいッス。
「マーニャさん、ミネアさん、憶えてますか? オーリンがエドガンさんの秘密の研究室で話してた事を……」
「あの馬鹿が何か言ってたっけ?」
「さぁ……あの小ささが記憶に残ってしまい、その時の事はちょっと……」
小ささ? 何のことだろうか……どうにもこの不思議女の言う事は理解出来ない?
「あ、あのときオーリンは『お師匠様がここの研究室に魔法の鍵を隠したと思うんですけど……何処にあるかは判らないのです』と言ったんだ」
「あぁそう言えば言ってたわね……でも何処だか解らなくて探せなかったんでしょ!? これからあの洞窟に入って、虱潰しに探すの? 時間かかりそう……」
洞窟内を虱潰しって……やだなぁ。
「大丈夫! そんな時の為に俺達には力強い味方……リュカさんが居るのだから!」
「え、何? 僕に何を期待してんの?」
急に話を振られて、素っ頓狂な声を上げるリュカさん。
師匠を尊敬する気持ちは解るけど、捜し物をするのには人手の方が重要なのでは?
「リュカさんレミラーマ使えるでしょ! これからみんなで秘密の研究室へ行くから、着いたらレミラーマで見つけ出してほしいんです!」
「レミ?……あぁ、あのヘソクリ探索魔法か!」
何だそれは!?
「ヘソク……い、一体あの魔法を何に使ってるんですか!?」
「いやね……この間ピピンの家に遊びに行った時、何気なくレミラーマを使ったら……額縁の裏が光ってさ! 見たらピピンのヘソクリが隠してあったんだよ(笑) その後ピピンの奴ドリスに怒られちゃってさ……ちょ〜うけるよねぇ!」
「お前、仕事もしないで何やってんだ!?」
「だってさぁ、ピパン君が僕の来訪を喜んでくれるから……」
一体誰の事を話してるんだろう?
「ドリス様言ってましたよ……『息子に悪影響だから、リュカには家に来てほしくない』って……嫌がってましたよ」
「酷いドリスちゃん! 僕達従妹同士なのに!!」
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