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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第4話 恐怖漂う泉での狂乱
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ンスターを全て破壊する。
「クッ! そのカードは・・・・」
俺はフィールドを見て表情を歪めた。
そして、俺の表情を見た彼女は愉快そうに口笛を吹いた。
「フュ〜! その顔は効果を知ってるようだねぇ!! さらに! 永続罠“スピリットバリア”を発動!! バトル! ナージャでアスモディウスに攻撃!!」
『何!?』
彼女の行動に俺と直哉と水瀬を除く周りの面々が驚愕した。
「攻撃力0のモンスターで攻撃力3000のモンスターに攻撃ってただの自爆じゃない!!」
「でも、スピリットバリアがある限り戦闘ダメージは無いわ。それに、あのモンスター、もしかして戦闘破壊される事によって発動する効果を持っているんじゃないかしら」
明日香は腕を組み、鋭い眼差しでナージャを見詰めた。
確かにナージャの効果に戦闘は絶対不可欠だ。
しかし、明日香の推測と彼女の目的は違っている。
ナージャがアスモディウスに飛びつき、その首筋に自身の牙を突き立て咬みついた。
勿論、明日香の説明道理、戦闘ダメージは0。
しかし、ナージャは破壊されていなかった。
「ナージャの効果発動! このカードは戦闘では破壊されない!」
「なんですって!?」
彼女の言葉に明日香が目を見開く。
驚愕する明日香の反応を見て、彼女の口角がさらに上につりあがった。
「さ・ら・に♪ ナージャと戦闘を行ったモンスターは、エンドフェイズ時に攻撃力が“ゼロとなる”!!」
『何!?』
ナージャの効果に明日香たちは驚愕した。
そして、明日香はさっきの彼女の行動の意味を理解し、額から汗を流した。
「俺はカードをセットし、ターン終了! さぁ、アンタのターンだ」
影光? LP4000⇒4300
彼女のターンエンド宣言と同時に、アスモディウスの身体に異変が起こった。
ナージャに咬みつかれた首筋を抑えながら、アスモディウスは膝をついて崩れ落ちた。
堕天使アスモディウス 攻撃力3000⇒0
「なんてコンボなの・・・・。どんなに攻撃力の高いモンスターを出しても、あのコンボの前では無力だわ!」
「それだけじゃない。サベージ・コロシアムは戦闘を強要するカード。ターンプレイヤーのモンスターが戦闘を行った時、そのプレイヤーはバトルフェイズ終了にライフを300ポイント回復する。しかし、それよりも気になるのは、彼女の突然の変化だ。彼女はあんな性格なのか?」
直哉が水瀬に訊ねる。
訊ねられた水瀬は、彼女の雰囲気に怯え、身を震わせていた。
「い、いえ、影光さんとは、アカデミア行きの船の中で知り合ったので、彼女の事を深く知らないのです」
そんな直哉たちの会話が聞こえてき
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