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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第3話 覗き事件と転生者
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いる。
たぶん十代と直哉に送っているのだろうな。
メールを送り終えた明日香は、俺たちを外に連れて行き、ボートに乗せた。
そして、湖の真ん中で十代たちが来るのを待った。
「ちょっといいですか?」
「ん?」
不意に水瀬が俺に話しかけてきた。
「貴方は、剣崎さんのお友達ですよね?」
水瀬は探るように訊ねてきた。
「あぁ、そうだけど?」
俺の言葉に水瀬は探れたという表情を浮かべた。
ポーカーフェイスがなっていないな。
「いえ、とても仲がよろしいので、少し気になって」
そう言って本心を隠そうとする水瀬。
少し、鎌をかけてみるか。
「惚れたのか?」
「へ!?」
俺の言葉に水瀬は耳まで赤くなるほど顔を紅潮させた。
図星の様だ。
「なら、覚悟した方がいいよ? 直哉ってすごい鈍感だから」
「・・・・・・」
俺のからかいに水瀬は顔を赤くさせ、俯いて黙り込んだ。
「それと、アンタも」
「え?」
俺の言葉にキョトンとする影光。
「アンタも直哉が気になっているんだろ? だったらアンタも気をつけな」
「いや、そうじゃなくて・・・・」
「ん?」
影光が何やら呟いているが、何を言っているのか聞き取れない。
「ちょっと! アンタさっきから何悠長に話してるのよ!! 自分の立場わかってる!?」
水瀬たちと話している俺に向かってジュンコが怒鳴ってきた。
俺は煩わしそうに眉を歪めジュンコを見た。
それにしても、ロープが擦れて痛い。
「ちょっと聞いてるの!!」
「よっと」
俺がそう言うと俺を縛っていたロープがスルスルと俺の足元に落ち、俺を縛る物が無くなった。
突然の事に全員が驚愕している。
「あぁ〜痛かった」
俺は自由になった手首をさすりながらその場で背伸びをした。
「ちょ、ちょっと!! なんで外れるのよ!?」
ジュンコがロープを解いた俺に向かって意味が分からず怒鳴って来た。
「俺細いから、少し腹を引っ込めたらこんなロープ位簡単に解けるんだよ」
俺の言葉にジュンコがうぅと唸る。
「安心しなよ。別に逃げたりしない。それに、此処からだと月がとても綺麗に見えるんだ・・・・」
そう言って俺は空を見上げ金色に輝く満月を見詰めた。
そんな俺の姿に唖然とする面々。
そんな事をしていると、前方から十代たちと思われえるボートがやって来た。
side out
side 直哉
「翔!!」
「アニキ!!」
十代が翔の名を呼びそれに応えるように翔も十代を呼ぶ。
これはアニメでも見たシーンだが、それよりも。
「な
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