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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第2話 入学式とアカデミアの洗礼
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息を吐いた。
「確かに君たちの試験の結果は筆記と実技、どちらも文句のつけどころはありません。しかし、いきなりブルーというのは他の生徒の事もありますので、承諾しませんでした」
校長の言葉を聞いて俺たちはホッと胸を撫で下ろした。
ブルーに入れば他の生徒たちから嫉妬の眼差しで見られる事になるからな。
さすがに、学園生活は楽しく過ごしたい。
しかし、そこで一つの疑問が浮上した。
あの人は自分の言う通りにならないのが最も嫌いな自己中心的な人だ。
しかし、俺たちがあった時はそんな雰囲気は一切出ていなかった。
その疑問に俺たちは顔を見合わせ首を傾げた。
「オーナーには、2人はイエローにすると言っておきました。しかし、オーナーはそれではだめだと言われまして」
そう言って校長は困ったように頭を掻いた。
「それで、2人にはこちらで特別に制服を作らせていただくということで、オーナーもなんとか納得してくれました」
社長がいっていたプレゼントとは制服の事か。
「ハァ、あの人が迷惑をかけまして、すみません」
俺たちはあの人の代わりに校長に謝罪した。
「いえいえ、構いませんよ。オーナーの人柄は私もよく知っていますから」
そう言って校長は笑ってくれた。
「それで、俺たちの制服は何処に?」
「すみませんが、制服はまだないんです。君たちの注文を聞いて、その注文通りに制服を作るという段取りになっています。2人を呼んだのは、制服のデザインを聞くためなんです」
そう言って校長は俺たちを机の傍に来るよう促した。
そして校長は俺たちに雑誌を渡した。
それはファッション誌だった。
それを見て俺たちは納得した。
ここに載っている衣服からパーツを選んで、選んだパーツが合わさった制服が出来上がるということか。
俺たちは校長室で30分ほど制服のデザインを考え、決まったデザインを校長に伝えた。
校長は俺たちの注文が書かれた紙を受け取り、分かりましたと笑顔を浮かべた。
「もうすぐ入学式が始まりますので、2人とも急いでください」
校長は腕時計を見ながら俺たちにそう言った。
「はい、分かりました。じゃ、制服が出来るまではこの制服を着ていますね」
俺はそう言って校長から渡されたイエローの制服を着て、校長に一礼して部屋を後にした。
入学式を終えて、俺たちは校内をぶらぶらと歩き回っていた。
「なぁ、直哉」
「ん?」
俺はある事を思い出し口を開いた。
「そろそろ、万丈目と十代が出会う時じゃないか?」
「あぁ! そうだな」
俺の言葉に直哉は歩みを止め、思い出したように手を打った。
「フラグ、立てに
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