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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第1話 異世界から来た決闘者(デュエリスト)
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、俺はどんな理由で使われたんだ?
俺は疑問に思った事をクロノスに訊ねる事にした。
「あの、実技試験は試験官全員が試験用のデッキを使うって聞いたんですが?」
訊ねられたクロノスは一瞬目を見開いた。
すると、直ぐにクスリと笑みを浮かべた。
「確かに、アナタの言う通りなノ〜ネ。実技試験官は全員試験用のデッキを使用します〜ノ。しか〜シ、アナタは筆記試験で他の受験生を圧倒する点数を叩きだしたノ〜ネ。だか〜ラ、アナタの実技〜ハ、実技最高責任者であるワタ〜シが! ワタ〜シのオリジナ〜ルデッキでお相手しますノ〜ネ!」
そう言ってクロノスは威風堂々とした態度で俺の事をビシッと指差した。
その姿に俺は一瞬呆気にとられてしまった。
「えっと、雪鷹・・・いや、受験番号2番の生徒はどうだったんですか?」
我に返った俺は、依然指を指したまま動かないクロノスにさりげなく雪鷹の点数を訊ねた。
「彼も素晴らしい点数だったノ〜ネ。しか〜シ、彼はアナタ〜ニ比べて文章を簡略して書いていた為、アナタ〜ガ受験番号1番なったノ〜ネ。まぁ彼の点数〜モ、アナタ同様に素晴らしいものだったか〜ラ、彼の実技試験の相手は実技副責任者である教員が受け持つ事になったノ〜ネ」
「そう・・・ですか(確かにアイツ面倒臭がり屋だからな。恐らく長文書くのが面倒臭かったから必要な部分だけ書いて後は全部切ったんだろうな。それにしても、原作には副責任者なんていなかったよな・・・・。これも、俺たちイレギュラーが介入した所為だろうか)」
俺はクロノスの言葉聞き、内に抱いていた疑問は解消されたが、また新たに不安要素が生まれてしまった。
「続けるノ〜ネ。私は、カードを1枚セットしてターンエンドなノ〜ネ」
クロノス LP4000
手札 2枚
フィールド
モンスター
古代の機械巨人
(
アンティーク・ギアゴーレム
)
魔法・罠
(
マジック・トラップ
)
セット1
1ターンで攻撃力3000のモンスターをいとも簡単に召喚した所、流石はデュエルアカデミアの教頭と言った所だろうか。
そう俺が心の中で呟いていると、観客席から「アイツ終わったな」や「可哀相に」等、俺が既に敗北しているかのような言葉を言っているのが聞こえてきた。
その言葉に俺は溜息を吐いた。
この世界じゃ、確かに攻撃力3000のモンスターは最強と言われている。
俺たちの世界でも攻撃力3000は最強とまではいかないが、強い分類に入るのは事実だ。
しかし、今俺の頭に流れているのは、元いた世界での雪鷹とのデュエルだった。
アイツはたった1ターンで攻撃力10000越えのモンスターをいとも簡単に召喚してきて、何度潰しても何度でも出
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